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日蓮大聖人・池田大作

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第228回9月度本部幹部会 大Bを不動の功徳城、和合城に

1978.9.23 「広布第二章の指針」第14巻

前後
1  信心の世界とは不思議なもので、どんなに重い心であったとしても、ひとたび信心の息吹にふれてしまえば、身も心も軽くなり、いちだんとさわやかな充実感につつまれていくものである。それが信心の行動であり、広宣流布の活動であることを確信して、より充実した価値ある日々を送っていってほしい。
2  御本尊の功徳は広大無辺であり不変であるが、どれだけ涌現していくかは、われわれの信心によって決まることを忘れてはならない。
 したがって、信心だけは何があっても貫いていく強盛な人であっていただきたい。
 強盛な信心に徹しぬいた人こそ、大聖人よりおほめいただける尊い方々なのである。
 すでに信心の根本方針は確立されたといってよい。あとは一人ひとりが長期の視野に立ち、確信と包容力に満ちみちた人生を朗らかに生き、朗らかな友をたくさんつくりながら進んでいただきたい。
3  皆さん方の行動は、すべて仏縁を結びゆく仏のお使いとしてのもっとも尊い行為なのである。その人を幸せにしてあげようとする行動それじたいが慈悲の行であり、その誇りを忘れずに着実な前進を願いたい。
 今世において生々世々にわたる福運を積ませてもらっているのだという喜び、過去世からの罪障のすべても今世の仏道修行で消滅していくのだという悠々たる境涯で生きぬいていただきたい。
 二十一世紀を志向し、これからは量より質の向上がいちだんと要請される時代でもある。その意味からも、全員が人材の育成作業を進めながらも、価値的に聡明に判断しながら一人ひとりをみがき、育成していってもらいたい。そして、各大Bを、不動の功徳城、和合城にと築き上げてほしい。
4  このたびの第四次訪中は、日中平和友好条約の締結により、われわれとの友好の金の橋も盤石に築かれた。世界平和への基礎は、人間対人間、生命対生命次元の信義に帰着するとの確信を深めた。民衆の力によって築かれ、発展してきた仏法教団としてのわれわれを、一貫して注目し信頼を寄せているというのが、中国側の率直な見解であった。
 世界の友のためにも、皆さん方のお子さんやお孫さんの道を少しでも開いていくために、明年からさらに世界各国を訪問する決心である。皆さんも、広布へのもつとも大切なおのおのの地域を立派に栄えさせていっていただきたい。

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