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9月度東京支部長会 五十四年は「人材育成の年」

1978.9.1 「広布第二章の指針」第14巻

前後
1  壮年幹部は、婦人部に対する称賛の心を忘れまい。
 とくに若い幹部は、いばったり、人を軽んずるようないき方を厳に戒めていくべきである。
 同じ意見でも、互いに尊敬し、信頼しあったうえでの、建設的な意見の交換であるべきだ。
 御本尊のもとにあっては、だれびとも平等である。この絶対の信念で、だれびとも生きいきと活躍していける聡明にして賢明な指導を願いたい。
 明五十四年のテーマは「人材育成の年」と銘打ち、前進していってはどうかと思う。
 人材育成は、広宣流布を推進していくうえでの最重要課題といってもよい。
 すべての流れが二十一世紀に向かっているなかにあって、なによりも重要なことは人材をどれだけ輩出できるかに尽きる。これこそ新時代を開く決定打といってよい。
 そのためにも、組織や権力、権威で人をひっぱるといういき方ではなく、一人ひとりの人間的魅力と信心を最大に発揮させながら、いちだんと強固な人間連帯の輪を築いていかなくてはならない。
 仏法基調の世界は、一個の人間に光をあてた生命対生命のつながりの世界である。これに勝る連帯は絶対にない。ゆえに一人ひとりに光をあて、互いの信心を啓発し、触発しあっていく努力を願いたい。
2  支部総会を大成功に
 けっして背伸びしたり、気どったりする必要はない。どこまでも自分らしく、誠意と真心を込めて、後輩支部員のために尽くしていただきたい。
 皆さん方は、第二章広布の初代の支部長であり、婦人部長である。したがって、この秋の支部総会が、皆さん方にとって晴れがましい出発となるよう心より祈っている。
 皆さん方の支部の十年先、十五年先は、どのように発展しているか一こう思えば、未来がほんとうに楽しみである。そのために本部としても今回の支部総会の記録を大切に保管したいと思っている。
 ともかく絶対に無事故で、わが支部はわが支部らしい支部総会を開催し、支部長、婦人部長としての一歩前進の人間革命の舞台であった、といえるような一日一日であってほしい。

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