Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第8回東海道本部長会 勇気と確信あふれる指導者に

1978.8.26 「広布第二章の指針」第14巻

前後
1  御本仏日蓮大聖人の御遺命は、広宣流布である。学会はその教えのままに前進する信心と広布の団体である。大御本尊を根本として、学会以外の檀家、信徒も当然いる。すべて仏子であり、互いに包容しあっていかなければならない。
 一段階の広宣流布の基盤はできあがったと思っている。草創以来、これまで学会は幾多の艱難をこえて折伏弘教に励んできた。その功徳と福運は、いかなる時代になっても、その実践に生きた人々に帰着するのである。ゆえに、強盛なる不動の信心だけは貫き通して、人生の凱歌をあげていただきたい。
2  凡夫の世界というものは、行きつくところはエゴであり、利害であり、感情の対立であるという人間としての醜さがあるものだ。それをのりこえるところに、強盛な信心の人の偉大さがあるといえる。
 戸田前会長は、その卓越した人間観もさることながら、生涯を通して偉大なる勇気と行動を貫かれた指導者であった。正しい信念に立ったほんとうの勇気こそ、人間の極致でもある。皆さんも勇気ある指導者になってほしい。
3  豊かな常識、社会性を身につけていくことは、指導者としての第一要件である。一切法是れ仏法であるからだ。また、信心は自分の色心をととのえる根本の法であるがゆえに、体調は十分に調整し、いつもはつらつとした姿で後輩の育成を願いたい。
 また、社会性だからといって、背伸びする必要もなければ、気負ったりあせる必要はもうとうない。どこまでも自分らしく、後輩が心から安心できる指導の任にあたっていけばよいのである。ともかく”桜梅桃李”の原理で、たゆまぬ前進を願ってやまない。
 最後に、題目のうねり、同志愛のうねり、広布の歌のうねりをさらに高め、その歓喜のリズムのなかに功徳もいやましていくことを確信し、楽しくてならないといえる信心即人生の大道を歩んでいただきたい。

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