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長野広布20周年記念幹部会 21世紀へ模範の人材山脈を

1978.8.23 「広布第二章の指針」第14巻

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1  信州広布の実質的な牽引車である皆さん方の英知と力で、どこまでも僧俗和合しながら、信州に日本一理想的な広布の楽土を築き上げていただきたい。
 その具体的なあり方として、御本尊に対する絶対の信心の上に立った個性の昇華、わが身が即、妙法の当体であるとする仏法究極の原理にのっとった一個の自由人としての存立、そのための信仰結実の人格陶冶のいちだんの推進など、信州を二十一世紀を開く人材山脈の模範の地域にしていってほしい。
 仏法の広大無辺の原理も、その真髄は一個の人間生命の尊厳観に帰着する。それゆえに、強固な信心と同志愛を基とした人間対人間のつながりこそ、もっとも大事である。
 そうした一個の人格を最大に尊重した自由自在の活躍のうえに、結果として組織があるといわれるような盤石な土台を信州につくりあげてほしい。
2  どんな子供も二十年たてば大人になるように、広布二十周年を迎えた信州の皆さん方は、信心も教学も立派な一人前の自覚に立ち、さらに御本尊の偉大なる仏力、法力を具現し、社会に脈動させていくのはわれわれであるとの強い確信をもって、自分らしく伸びのびと常識豊かに、新時代の道を切り開いていっていただきたい。
3  御仏意のままに進む信心の世界においては、一切ムダというものはない。感謝と歓喜の信心があるならば、ムダなように思えることも、あとになってみれば、すべてが価値創造の血肉となり、大福運に変わっているものである。
 過ぎてしまえば、あっという間に終わってしまう短い人生である。どうか皆さん方は、一日一日を信心第一に、あの人の献身的な姿があったればこそ今日の自分の幸せもある、といわれるような仏道修行に適進していくよう心より祈る。

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