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日蓮大聖人・池田大作

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熊本、大分、宮崎三県合同幹部会 信心の基本を確実に

1978.8.10 「広布第二章の指針」第14巻

前後
1  みなさんの熱誠たぎる歩みによって、九州広布の基盤も盤石に築かれた。
 どうか、九州のいっそうの信心の前進と功徳あふれる楽土建設のために、これからもどこまでも御本尊根本に、僧俗和合しながら、晴れがましい人生、歴史をつくりあげていってほしい。
 偉大な歴史も、すべて地道の作業の着実な積み重ねによって創造されるものだ。ゆえに皆さん方も、後輩が安心して信心の功徳を満喫していけるための、徹底した地道の指導を願いたい。
 あせったり、背伸びをしたり、はったりをいう必要はない。たんたんと自分らしく常識豊かに広布の指揮をとっていただきたい。一切法是れ仏法であり、われわれには信心以外ないのである。
2  先輩を心から尊敬し、後輩を自分以上の人材に育てようとする努力を忘れまい。その根本姿勢は「当に起つて遠く迎えて当に仏を敬うが如くすべし」とあるとおり、一人ひとりを大切にすることである。
 仏法を基調とした行動とは、しょせん人間性への尊敬と信頼に帰着するといえる。一人の人の人間性を最大に尊重し、もつとも仲のよい模範の地域を築きあげていってほしい。
 仏道修行の根本は五座三座の勤行であり、これを真面目に励行している人が、結局はすべてに勝利している。環境がどのように変わろうとも、この信心の基本だけは、けっしておろそかにしてはならない。
 「仏法は体のごとし世間はかげのごとし体曲れば影ななめなり」との御聖訓のとおり、指導者の強盛な信力、行力が、一切を決定づけていくのである。
 九州広布を担って立つ皆さん方は、この強い信心の確信に立ち、聡明にして賢明な指導で、だれもが生きいきと、張りあいをもって前進していかれるよう心より祈る。

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