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日蓮大聖人・池田大作

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四国記念幹部会 人材になろう、人材にさせよう

1978.7.25 「広布第二章の指針」第14巻

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1  仏法で説く生死不二の原理にもとづく永遠の生命観のうえに立ち、この世の人生において、人間生命の根源的な蘇生の方途を教え、懸命になって面倒をみ、生活指導に奔走しゆくことが、いかに崇高な労作業であるか。
 永遠の生命観に立ったとき、死とは、新たな人生への出発にほかならない。その連続しゆく生命の幸せの、この世における総決算の実証のためにも、後輩を心から慈しみ育て”あの人がいたから私の幸せの今日がある”といわれるような実践で、見事に一生涯をかざっていただきたい。
 日蓮大聖人の御指南を拝するにつけ、われわれの仏道修行の肝要も、しょせん強盛な信心を貫き通すことに尽きる。信行学という一生成仏への実践を「月月・日日につより給へ」の御聖訓のままに、持続していくために組織があり、日々の活動があることを忘れないで、信心だけは強く、また勇敢に、水の流れのごとく絶え間なく進めていってほしい。
2  ともあれ、信心は安心しきった境涯で、自信に満ちみちて励んでいただきたい。
 「信を道の元・功徳の母と為す」とあるごとく、強き信心が功徳を生み出すことを確信されたい。
 信心こそ一切の根本であり「仏法の根本は信を以て源とす」の御聖訓をともどもに銘記したい。
3  さらに「……所謂南無妙法蓮華経は精進行なり」と仰せのごとく、事の仏法の真髄は精進行のなかにあることを深く信じ、あとはわが地域を本有常住の広布の大地と定めて、明るく朗らかに二十一世紀をめざして四国広布を担っていってほしい。
 これからの四国は「人材になろう」「人材にさせよう」を合言葉に前進していってはどうかと提案し、私の話としたい。

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