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日蓮大聖人・池田大作

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第226回7月度本部幹部会 妙法の偉大な功徳を確信

1978.7.22 「広布第二章の指針」第14巻

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1  五年ぶりに鳥取の地を訪れ、鳥取の同志のあまりにも元気な求道心厚き姿に接して、感銘を深くしたしだいである。大山(伯耆富士と呼ばれる中国一の山)を仰ぎながら、緑したたるこの天地で、山陰の皆さん方のさらなるご活躍を願うものである。
 昨日も鳥取の盛大な記念勤行会を開催させていただいたが、まことに立派な人材が多く、また功徳にあふれたご家庭が多いことを知り、慶賀にたえない心境である。幹部の皆さん方に改めて衷心よりの感謝と敬意を表したい。
 この山陰だけにかぎらず、もはやどの地を訪れても、広宣流布の基盤は盤石であることを痛感する。この尊い広布弘教の姿に対し、御本仏の称賛を確信するとともに、三世十方の仏菩薩の守護も絶対に間違いないと信ずる。
 これからも、あっというまに過ぎ去ってしまうこの世の人生を、広布に生きぬく地涌の菩薩の眷属として、信心だけは強盛に晴れがましく悔いのないよう送られんことを願ってやまない。
2  過日の関西指導のさい、私は、外科医として三十数年間の経験をもち、延べにして五千人以上にもなる人たちの治療にあたってきたという関西ドクター部の一幹部と語りあう機会をもった。
 この医学者がしみじみガンの治療について語るには――ガンの末期症状になると本人はたいへん苦しむものである。ほんとうに気の毒で見ていられないものです。しかし、信心している方々は、自分が見ているかぎり、一人としてそのような悲惨な苦しみはない。医学では考えられない、まことに不思議な現象としかいいようがありません――というものであった。
 こうした事例は、このほかにも数多く私は聞いている。この一事からみても、御本尊の力がどれほど偉大であり、いかに妙法の功徳がすばらしいものであるか、おわかり願えると思う。
 人生のうえにおいて、また日常生活のなかにおいても、信心の歓喜あふれる功徳の実証が枚挙にいとまがないほど報告され、発表されていることは、ご存知のとおりである。ともどもにいちだんと信心の確信を深めていただきたい。
 学会の組織は、あくまでも各人の信心の錬磨と広宣流布推進のための組織である。大聖人のお使いとして御本尊の偉大さを教えゆく団体といってもよい。
 どこまでもこの一点を忘れず、海原のような広々とした心ですべてを包容しながら、仲よく前進していってほしい。

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