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日蓮大聖人・池田大作

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道東広布祈念勤行会 長寿の人生を共どもに

1978.6.16 「広布第二章の指針」第13巻

前後
1  私どもの信心の目的は何か。それは一言でいうならば、この地球上で楽しい人生を生きぬいていくことにあると申し上げておきたい。
 苦しい人生を楽しい人生に切り替えていく。その原動力が南無妙法蓮華経の題目なのである。
 日蓮大聖人の御生命であられる御本尊に、朗々と力強く勤行し、題目を唱えぬいていくならば、いかなる宿命も打開され、福運も積んでいくことができる。まさに願いとして叶わざるなしの仏法なのである。
 ゆえに勇気ある信心で、朗々と題目を唱えぬいていただきたい。
2  年輩者の方々は、長寿の人生であっていただきたい。そして”わが人生になんの悔いもない”といえる充実した生涯を飾っていかれるよう願ってやまない。
 若い婦人部の方々は、お子さんを立派に育ててください。子供は未来の宝であり、一家の福徳である。やがて成長していけば、わが家に福運を爛漫ともたらしてくれるのである。そのことを確信し、忍耐強く育て上げていっていただきたい。
 青年部の諸君は、毎日少しでも御書を読む習慣をつけ、活動の源泉とされたい。そして強い信心と求道心に立脚し、バイタリティーに満ちあふれた地域の立派なリーダーに成長してもらいたい。
 壮年部の方々は、地域社会の柱たる自覚を忘れないでいただきたい。柱が倒れたら、みんなが悲しむ。ゆえに粘り強く、どこまでも御本尊とともに生きぬいていただきたい。
 ”御本尊とともに”の一念に徹することそれ自体が、もはや金剛不壊の生命なのである。その力強い生命力で一家を守りきってみせる、との熱烈たる信仰と生活力のある一人ひとりとなっていかれるよう祈ってやまない。
3  皆さん方の境遇はさまざまであると思う。大聖人の仏法は、それぞれの境遇のままで一生成仏していける法理なのである。
 はたらかさず、つくろわず、ありのままの姿で、御本尊に南無し奉ったところで、即身成仏していける、まことにありがたい絶対の法則なのである。
4  心をこめて御本尊に唱題していくとき、しんしんと喜びが湧いてくる。かぎりない生命力が湧いてくる。そして人に対する接し方も、しぜんの振る舞いのなかで変わってくるものだ。
 ”あの人はかわいそうだな、なんとかあの人にも唱題させてあげたいものだ”等々――この境涯自体が人間革命なのである。この地道な実践をひたすら繰り返していくところに、所願満足という総仕上げの人生があるのである。ゆえに、信心は粘り強く、素直に、また強盛に持続していっていただきたい。
 すばらしい緑の大自然のなかの別海に、再び訪問したい気持ちでいっぱいである。いつの日か再会して、皆さん方のいちだんと成長した姿に接する日を楽しみにしている。
 どうかそれまでは、地涌の菩薩の本眷属としての誇りも高く、仲良く励ましあい、守りあって思い出深い人生と生活の歴史をつくりあげていくことを願って、激励のあいさつとさせていただく。

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