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日蓮大聖人・池田大作

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5月度関東・東海道合同本部長会 生きいきとした人生、若々しい生命

1978.5.2 「広布第二章の指針」第13巻

前後
1  私は、皆さん方がますます信心の功徳につつまれ、所願満足の人生が開かれていくよう御本尊にご祈念申し上げている。
 皆さん方もまた、同じ決心で、全会員が功徳に満ちみちていけるような信心と一念心をもって聡明なる指導を願いたい。
 そして、強盛なる題目の力によって、いよいよ若々しい生命力を発動させ、リズム正しい生活の基盤のうえに立ち、健康にして安穏なるご一家であられるよう願ってやまない。
 私どもは、大聖人の御遺命であられる広宣流布のために人生を生きてきた地涌の眷属である。また、広布のためにはいちだんと僧俗和合でなければならない。
 この広宣流布というひとたび決めた大道を、御本尊を根本として進む私どもは、よき信徒となり、よき学会員としての模範の陣列を建設していかなくてはならない。
2  皆さんは、徹底しで、一人ひとりを大切にしゅく指導者であっていただきたい。
 一人ひとりを真心こめて激励し、その信心を奮い起こしていく。そして立派な信徒に、立派な教養ある社会人にと成長させていくことを最大の眼目とされたいのである。
3  もはや広宣流布の土台は出来上がっている。すべては皆さん方のご努力のたまものである。したがってあとは、天ひとりがいちだんと境涯を高め、長期的視野に立ちながら、時代相応の信心に立ち、社会に深く信頼をえていくことである。
 それが大河の時代における「信心即社会」のあり方でもあることを知っていただきたい。
4  学会も年齢的にいえば、青年期から壮年期に入ったといえよう。日本の社会も大きくみれば、戦後三十年を経て壮年期に入ったといえる。
 安定した壮年期には、青年期とはまたちがった円熟の歩みがあるものだ。一切法皆是仏法であるがゆえに、皆さん方は、そうした時代の推移というものも的確にとらえ、つねにその時代の心をわきまえながら進みゆく価値的な行動であっていただきたい。
5  大勢の人たちの信心の面倒をみ、社会的な観点からも大所高所からの面倒をみるということは、まさに如来の使いにあらずんばできえぬ崇高な作業といってよい。
 その意味からも、いちだんと余裕をもち、若い生命で生きいきと、きょうから再び晴れがましく陣頭指揮をとってくださるよう心よりお願い申し上げ、本日の話とさせていただく。

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