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日蓮大聖人・池田大作

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78千葉文化祭 ”熱原三烈士の歌”高らかに

1978.4.30 「広布第二章の指針」第13巻

前後
1  なんとすばらしい、なんと鮮やかな、そしてなんと堂々たる文化の祭典であったことか。皆さん方の信心と団結の演技に、私も本日は心より感動しながら観賞させていただいた。ご招待、ほんとうにありがとう。きょうの千葉文化祭は、千葉創価学会の広布の歴史に燦然と輝いていくであろう。
2  日蓮大聖人は「人は善根をなせば必ずさかう」と仰せである。
 私も、この御聖訓を深く信じてそのとおりに進んできた。皆さん方も、この一行を深く胸に刻んで、勇敢に前進していかれるよう願ってやまない。
 本日の文化祭には、アメリカをはじめ南米のブラジル、ペルー、そしてフィリピン、アフリカのガーナ等の各国代表も招きをうけて観賞させていただいた。この一つの姿も仏法を基調とした平和と文化の運動が、世界的な次元で昇華した証左といえよう。
3  本日の文化祭でも見事に熱唱していただいた「熱原の三烈士」の詩は、私が昭和四十五年に万感の思いをこめてつくったものである。
 私どもは、いうなれば熱原三烈士の眷属といえるかもしれない。われわれは、みんな無名の庶民であり、私自身もなんのとりえもない無学の青年であった。その意味において、熱原の三烈士の歌は、私どもの精神であり、広布のため、弘法のための精神であると申し上げておきたいのである。
 皆さん方もご存知のように、日蓮大聖人は、熱原三烈士の活躍を一つの機縁となされて、本門戒壇の大御本尊様を御建立あそばされたわけである。広宣流布の遠征においては、これからも熱原三烈士のごとく、さまざまな苦難と戦うこともあるだろう。しかし、御聖訓どおりの人生を歩んでいくならば、力強い生命の躍動と歓喜の人生が得られることは間違いない。
 信心は喜びと確信のなかにある。それが人生の究極といってもよい。
 どうか千葉の皆さんは、これからも熱原の三烈士の歌を声高らかに歌いながら、いちだんと勇気と確信をもって前進していかれるよう心よりお願い申し上げ、本日の私のあいさっとさせていただく。

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