Nichiren・Ikeda
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荒川・台東指導
会館は広布推進の重要拠点
1978.3.29 「広布第二章の指針」第13巻
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1 学会の会館は、会員の真心による浄財と本部の基金とをあわせて建設したものである。ゆえに皆で大切にしていきたいものである。
われらの会館は、広宣流布のためのものである。また、御本尊様は、御法主上人猊下おしたための御本尊であるがゆえに、われわれの会館は、一生成仏と信行学の倍増のための法城でもある。
とくにわれわれにとっては、この拠点に集まり、ともどもに祈念し、化儀の広宣流布の飛翔をしていく重要な城であると銘記したい。
個人会館を提供してくださっている方々には、最大の敬意を表したい。
使用させてもらった場合、会合終了後、自発的に清掃するのも礼儀である。また隣近所に対する配慮も最大に行っていくべきである。そうでなければ、その個人会館を提供している方々が苦しんでしまう。
使用させてもらっているわれわれは、最高の礼儀と良識で接することが、人間としての正しい道であり、信仰者の道でもあることを強く銘記したい。
また担当の幹部は、その家族の方々ともよく話しあいをし、その一家が心から満足し、日々すがすがしい気持ちで提供していただけるよう、細心の配慮をめぐらせていくべきだ。
こまかなことだが、路上でタバコの吸いがらを捨てたり、また大きな声で話しながら歩くようなことは、厳に慎みたい。また会場責任者を明確にし、その人を中心に防火、防災、消火、消灯等の点検を厳重に行っていくべきであろう。
信心は幸せになるために実践するのである。信心は星成仏のために持続していくのである。そのために難にあうときもある。難儀でない仏道修行はない。その道理はすべてのことに通ずるといってよい。
しょせん、自分自身の一切の行動が、自分自身のためになるのが信心である。したがって、自発的に行動すれば、それだけ得をするのだ。要領をつかって泳いでいく入は、それだけ福運が少ないだけである。
2 長い人生において、見栄や利害にとらわれたり、あるいは非難等をうけたりして、自分の信心が時としてぐらつくこともあるだろう。しかし、大事なのは、いかなることにも、観心の御本尊と境智冥合して、一貫して不動であることだ。
それがまことの信心であり、その徹底した信心修行のある入が、最後は福運と成仏の立派な実相で人生を飾っていくのである。