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日蓮大聖人・池田大作

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副会長室会議 信心の基本に徹せよ

1978.1.3 「広布第二章の指針」第12巻

前後
1  指導は、美辞麗句にとらわれてはならない。その人の心を知り、心に入り、心を動かし、心の革命をさせてあげる慈愛の言々句々でありたいものである。
 幹部の話は、要を得て簡潔にすべきである。そして人々に自信と勇気を与えていくようにしていかなくてはならない。また、地域の幹部会等においては、できるだけ新しい幹部の発言もできるように心がけていくべきである。
 大きな会合においては、全参加者が希望と明るさに燃えていくためにも、合唱団などの登場もおおいに願い、明るい魅力あふれる雰囲気をつくっていきたいものだ。
 長い妙法流布の遠征であるから、とくに幹部は、多繁であるからといって疲労が重なってはならない。疲労は法戦を妨げる敵である。この意味からも、どうか健康には十分に留意し、毎日がリズム正しい生活、行動であっていただきたい。
2  御法主日達上人猊下よりお話があり、今秋には、熱原の三烈士を追悼する七百年記念の催しを行うことになった。われわれにとって、まことに意義ある年といえよう。なお詳細については、宗門との定例の連絡会議で協議することになっている。
 広宣流布の一歩前進のために、念願の支部組織の体制について、昨年来、協議され、いちおう、意見の一致をみたことはまことに喜ばしいかぎりである。新たなる和合僧に一同一致団結して、大成功で飾っていただきたい。
 なにがいちばん大事なことかといえば、基本であると申し上げておきたい。勤行、家庭指導、信心指導、座談会こそ、いかに活動が多魚的、重層的になろうとも、永遠に基本となるものである。基本は永久に力である。この基本さえあれば、いかなる時代でもかならず芽が出てくる――これが、法則であり、鉄則である。一切は基本に忠実であるかないかで決まることを、絶対に忘れてはならない。
 ともかく本年は、一つひとつ具体的な指導を徹底していこう。具体的に行動していくために、だれもが心から納得のいく指導をお願いしたい。

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