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桜ケ丘文化会館開館記念勤行会 自行化他の信心を正しく

1977.12.20 「広布第二章の指針」第11巻

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1  この桜ケ丘は、私も少年時代に一度、友人たちとともに来た懐かしい思い出がある。かの太平洋戦争中のころで、私は病弱の身で、軍需工場で働いていたときであった。なんの希望もない暗い時代であったが、この桜ケ丘で、友と人生の未来を語りあった思い出は、いまもって忘れられない、私の青春の一コマとして鮮やかに残っている。
 桜ケ丘――なんとロマンに富んだ詩的な名前であろうか。皆さん方は、御本尊ましますこの霊鷲山を、広宣流布、信心の拠点として、桜花のごとき功徳と福運の人生を満喫していってください。
 いま私どもは、全国的に文化の法城を建設しているが、既成の宗教教団や新興教団においては、何千、何万という、それぞれの教所をもっていることから考えると、わが国最大の法友を擁する正宗も学会もともに、四百前後の法城では、まだまだ少ない。これではまだ、日々広布に適進する皆さん方の要望に十分に応えることができない現状である。これからもともどもに、広宣流布実現のために努力していかなければならないと思っている。
 ともあれ、どうか、この皆さん方の法城をおおいに活用し、おおいに功徳をうけ、布教に邁進されたい。
2  仏道修行においては、朝晩の五座三座の勤行が一切の基本であるが、これはいうならば自転である。これに対して仏法を基調とした社会活動、文化活動、布教活動等の一切は、公転である。これが、大聖人の仏法において、自行化他にわたる実践が強調されるゆえんである。
 したがって、この原理を現代に具現するために、学会の、重要な仏法上の存在意義があることを知っていただきたい。
 御本尊のなかに、諸天善神がおられる。この宇宙にも諸天善神の働きとリズムがある。この宇宙に遍満する諸天善神が、舞い踊りながら、個人を、家庭を、学会を守りに守ってくれるよう、互いに力強い題目を唱えつつ、深い祈りのある信心を持続してまいりたい。(要旨)

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