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宮崎支部結成19周年記念幹部会 信心の実践が無量の功徳を薫発

1977.12.2 「広布第二章の指針」第11巻

前後
1  広宣流布のため永年にわたって活躍してこられた尊い功労者の方々が表彰されたことは、まことに慶賀にたえない。
 仏法は観念ではなく、すべて実相の世界である。この観点からすれば、御本尊の前で、いま現実に晴れがましく表彰された方々は、三世の仏菩薩から称賛されたことに通ずるであろう。
 とくに名誉称号を授与された故人の方々は、生前の信心の実践が無量の福運となって蒸発されてきた”実証の人”である。生死不二という仏法の真髄を説く原理のうえからも、その功徳は、家庭のなかから子孫の代へと流れ通っていくことであろう。
 宮崎の皆さん方は、もう一度、草創の信心の原点に立ち返っていただきたい。けなげにして、ときには無我夢中になって広宣流布のために戦ってきた、あのすがすがしい信心を奮い起こして、大福運につつまれゆく宮崎を建設していただきたいのである。
 どこまでも信心からほとばしる求道心で、一人ももれなく、創立五十周年のときには晴れがましく勢ぞるいできるよう、心より念願している。
2  船が進めば波が立つの道理で、広宣流布の前途に風波が立つのは、御金言に照らして当然である。皆さん方は、いかなる三障四魔の嵐も、みずからの成長の発条とし、人間革命への善知識ともしていっていただきたい。
 そして、やがて後世の人々から”あの人がいたから今日の私の人間革命の晴れ姿がある”あの人がいたから私たちの一家和楽の現在がある”と心から慕われ、尊敬され、追善回向の題目を唱えられていくような、功徳善根の存在であっていただきたい。ともかくわれら同志は、宇宙根源の法則である「南無妙法蓮華経」に生々世々連なりゆく世界を築いていくのである。これこそが人生究極の戦いであることを知ってほしい。
 この意味からも、いかなる毀誉褒貶も心の奥においては超越して、悠々たる信心の境涯で人生を総仕上げしていっていただきたい。(要旨)

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