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日蓮大聖人・池田大作

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第四東京女子部夏季研修勤行会 題目第一で幸福の勝利を

1977.8.11 「広布第二章の指針」第11巻

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1  いわゆる動物は信仰を知らない。人間のみが、人生を豊かに生きるために哲学をもち、信仰を求めてきたといってよい。
 現代社会には、さまざまな信仰がある。たとえば、金銭を最第一とする経済信仰、科学に多大な信頼をよせる科学信仰、無信仰という信仰もある。また、キリスト教や念仏信仰などの既成宗教もあれば、土俗信仰と呼ばれるものもある。
 これらの信仰は、文証、理証、現証の原理に照らして明白なように、一時的には力があるようにみえても、永続性、普遍性がない。むしろ人生に反価値を生じてしまう場合がある。現代において、永遠に人類を救済していける宗教こそ、日蓮大聖人の仏法であることを、実証のうえから明確に知っていただきたい。
 大聖人の仏法は、たとえどのような境遇であっても、その現実のなかから幸せを開いていくのである。
 したがって、春秋に富む皆さん方は、二十年、三十年先まで、生涯、御本尊を離さず、”なにがあっても題目第一の信仰姿勢を貫いていただきたい。
 諸行無常のこの現実の人生においては、楽しいことだけではなく、苦しいこと、悲しいことも多いであろう。しかし、題目を唱え続けながら、その苦しみ、悲しみを乗り越えていくのが、大聖人の教えであり、私たちの信仰の真髄である。
 その人が最高の信仰者であり、本有常住の幸福を築き、人生の大勝利者となっていくことは、法理に照らして間違いないと明言しておきたい。(要旨)

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