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日蓮大聖人・池田大作

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第7回全国県長会議 組織の生命線は”長”の一念

1977.6.1 「広布第二章の指針」第10巻

前後
1  一個の人間として人生最重要の課題は、どのような舞台で、どのような目的観をもって生き、この尊い一生を終えるかであろう。われらは、仏法という崇高な舞台で広宣流布という明確な目標が定まっている。この一点からしても、このうえない幸せ者といわなくてはならない。
 また、本日参集した皆さん方は、各地域にあって主体的に広宣流布を進めている首脳であり、中心リーダーである。その立場、使命を十分に自覚し、慎重ななかにも勇敢に、かつ責任感強く、その名を永遠に広布史にとどめていけるよう、一生を見事に飾っていただきたい。
 そのためにも、途中で臆し、退するような姿勢であってはけっしてならない。人生は、途中がどんなによくても、総仕上げのゴールを立派に飾らなければ敗北者といわざるをえない。この意味からも、いよいよ信心をみがき、最後の人生勝利のゴールインをめざして進んでいただきたい。
 幹部は、全会員を幸せに導いていく壷大血責務を担っているがゆえに、その責務を全うすべく深い覚悟の一念に生きぬいていくべきである。
2  社会はますます暗く、乱世の様相を映し出している。仏法者は、そうした社会にうず巻く陰険な策略等に対しては、鋭い洞繁眼を失ってはならない。社会の動向を明確に見極め、的確な指揮をとりつつ、会員同志に対しては、謙虚にして誠実、徹底した奉仕の精神をもって接していく模範の仏法者であるよう、心から期待している。
 地涌の本地を深く自覚し、浅きを去って深きに就く丈夫の心をもって、朝日が昇りゆくような、はつらつたる妙法への帰命の人生であれ、と強調しておきたい。
 自らの人生の総仕上げのために、また、人間としての成長のために、無責任な態度だけは厳に戒めあっていこう。創価学会の未来盤石の路線はひとえに、皆さん方の信心からにじみでる責任感、誠実さ等の人間性によって決まるものである。
 戸田先生は逝去の直前まで「すべては幹部の一念で決まる」と何度も教えてくださったことが、鮮明に思い出される。どうかこの意味からも、本部で協議し、皆で決めたことを土台として、そのうえで個性を思うぞんぶんに発揮しながら、各地域を盤石にし、勝利の人生を築きゆくことを念願してやまない。(要旨)

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