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日蓮大聖人・池田大作

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佐賀創価学会結成17周年記念勤行会 受持即観心の人生道を

1977.5.26 「広布第二章の指針」第10巻

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1  なにごとをなすにも、かならず「根本」というものがある。では、人間が心から願望する真実の幸福境涯を築く「根本」は何か。この宇宙、生命の「根本」とは何か。
 いうまでもなくこの根本こそ、南無妙法蓮華経であり、即「御本尊」である。
 この宇宙生命の法体――日蓮大聖人の三大秘法の「御本尊」を受持したものにとってもっとも大切なことは、この根本尊敬の当体を”受持”することにある。すなわち、御本尊に具わった偉大なる仏力、法力を、自身の現実の生活のなかに顕現しゆく信力、行力の持続こそ、仏道修行の生命ということである。
 「観心本尊抄」には「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す我等此の五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与え給う」と説かれている。
 この御文の意味は、釈迦の因位の万行も果位の万徳も、われわれが御本尊に唱える「南無妙法蓮華経」の題目に、一切具足しているということである。
 ゆえに、生涯にわたってこの信心を崩さずに貫き通した人が、仏の行を全うしたことにたり、最高に尊いのである。(要旨)

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