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日蓮大聖人・池田大作

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第210回4月度本部幹部会 新世紀へ共々に登攀

1977.4.15 「広布第二章の指針」第10巻

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1  御本仏日蓮大聖人のご遺命は、すべて「御書」に明確である。この御本仏のご遺命、御金言も、創価学会、なかんずく地涌の戦士である皆さん方の出現があったればこそ、はじめて事実のうえで証明され、社会に光彩を放つことができたといえよう。したがって、創価学会員として名を連ねることは、日蓮大聖人から成仏の記別を受けたもっとも尊い存在になるということを、改めて確認しあっておきたい。
 ただし、一生成仏の記別を受けた人とはいえ、広宣流布への随力演説なくしては、その開花もありえないことは道理に照らして当然である。ゆえに、皆さん方は、末法万年にわたる民衆の救済を宣言された日蓮大聖人のご遺命を、実現すべく活躍してきた仏子であり、この誇りと確信に燃えて、今後もいっそう仏道修行に励んでいただきたい。
2  二十一世紀までの路線、ならびに構想について確認しておきたい。
 まず昭和五十四年、すなわち一九七九年は大御本尊建立七百年にあたり、創価学会の創立四十九周年を迎えることになる。恩師戸田前会長の二十二回忌法要も行われるこの年は、私どもが合言葉としてきた”七つの鐘”の掉尾を飾る年ともなるわけである。
 昭和四十七年の第三十五回本部総会において、すでに発表されているとおり、この年の祝賀行事の一環として、アメリカ・ロサンゼルスの地で「世界平和大文化祭」を開催することになっている。
 1980年(昭和五十五年)は創価学会の創立五十周年、戸田前会長の生誕八十年の佳節にあたる、さらに1981年(昭和五十六年)は御本仏日蓮大聖人の第七百遠忌大法要が営まれるほか、牧口初代会長の生誕百十年、そして戸田前会長の二十四回忌の年にもあたっている。このように学会は、年々、重要な節を刻みながら、新世紀へ向かっていくことになる。
 西暦二〇〇〇年は、学会創立七十周年、戸田前会長の生誕百年にあたる。この新世紀の五月三日を期して、私どもは新たなる第二の”七っの鐘”を打ち鳴らしていきたい。
 さらに二〇〇一年”牧口初代会長の生誕百三十年、二〇〇二年”立宗七百五十年と続くが、皆さん方は御本尊に自身の健康はもとより、一家一族の健康と繁栄を祈りに祈り、この西暦二〇〇〇年という新世紀への登攀に共々に勇み立ち、今世の使命を悔いなく達成していただきたいことを、心から希望し、念願してやまない。
 ”二〇〇〇年をめざして進もう””わが学会の創立七十周年をめざそう”――を今後の合言葉ともして、どうか皆さん方は、自らの人生に勝利を飾り、晴れやかな姿で集い合うことを最大の目標としていってほしい。そのときまでには、有形的な広宣流布の構想も、現在に倍する布石が整えられているであろう。
 この希望に満つ構想を胸に描きながら、けっしてあせったり、目先だけのことにとらわれることなく、身の回りを大切にしながら着実な前進をしていってほしい。(要旨)

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