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日蓮大聖人・池田大作

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東京会幹部研修 信心とは生命の連続革命

1977.3.28 「広布第二章の指針」第10巻

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1  この尊い人生を、平々凡々と無意味に生きる人もいる。人間どう生きようとも自由であるが、わが学会は、広宣流布という大偉業に進むとともに、社会的にも大きな影響力を与えながら、人類社会に貢献している。
 ゆえに皆さん方は、この学会とともに生きぬくことじたい、人間としてもっとも意義ある崇高な人生であることを銘記してほしい。
 ご承知のとおり、日蓮大聖人のご一生は、末法濁世にあって、ひとり御本仏として、また師子王のご境涯で、民衆の生命と社会の変革のために戦われた。どうか皆さんがた幹部も、この御本仏のご境涯に連なる地涌の本眷属として、思うぞんぶん実力を養い、人々の信頼厚き名指導者に大成していっていただきたい。
2  われわれの信心とは、生命の連続革命である。人間の心というものは、時々刻々と変化していく。その変転きわまりない当体を、われわれは朝な夕なの勤行によって境涯を開いていくことができる。それは、生命錬磨の連続作業といえる。
 これと同じく、広宣流布も文化、平和への連続革命であるといってよい。連続、持続ほど重要で強靱なものはない。世間の事象はそのほとんどが権力や利害を目的としたものである。われわれは、時間的には永遠、空間的には宇宙的な人類への貢献となる連続革命を遂行しているのであり、この一点に最大の誇りをもっていただきたい。
3  連続革命を進めるうえで大事なことは「異体同心」である。「異体同心」については、さまざまな角度から論じられるが、身近な例でいえば、広布のためにつねに集まり、企画し、激励し、指導しあっていくことの謂である。
 この地道にして確実に根を張りながらの前進、連続が、広宣流布の直道でもある。御書に説かれる「異体同心なれば万事を成し」という御金言は、この方軌をいわれたものと拝せる。
4  御本尊におしたための上行菩薩の生命は、指導者論に約していえば、人間的、社会的に一級の実力をもった聡明な指導者ということができる。広布の最高責任者という自覚で進む人のことである。
 どうか、各人が、それぞれの地域広布の最高責任者として、仏法の法理にかなった愛学弘法の指導者であってほしい。(要旨)

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