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日蓮大聖人・池田大作

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第209回3月度本部幹部会 桜花の境涯で愉快な人生を

1977.3.23 「広布第二章の指針」第10巻

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1  「教学の年」が明けて早くも三か月――。学会の前進は、この三か月だけでも、数年分にも相当するであろうといわれるとおり、あらゆる面で盤石な発展の基盤を築いてきた。
 このような上げ潮が到来したのも、すべては皆さんがた全会員同志の信心と努力と誠意のたまものである。私はここに、最大の敬意と感謝の意を表明したい。この厳然たる広宣流布の事実の証明が、かならずや皆さん方の大福運となって開顕されることは間違いない。
 どうか、御本尊、そして三世十方の仏菩薩の称賛を心から確信し、後輩のため、人材育成のため、ますます自信に満ちた指導をお願いしたい。
 御書には、あらゆる個所に「此の経最第一」「法華第一」等の表現で、御本尊の偉大なる仏力、法力について論じられている。
 この御聖訓を、人法一箇の原理に照らして展開すれば、人とはすなわち目蓮大聖人お一人であり、法とは即「南無妙法蓮華経」である。
 この人法一箇の原理を、私どもの立場に敷衍させていうならば、御本尊を受持し、大聖人のおおせどおりの信行学に励むわれわれこそ、真実最第一の生命力をたもち、最高の人生を生きぬいていることになる。このことに一段と誇りと確信をもっていただきたい。
 この人法一箇の原理を永遠的な次元に転じていうならば、創価学会こそ世界最第一の福運の団体でなくてはならない。さらに、この福運の法団に連なる各地域の本部も、そしてすべてのブロック組織も、世界一楽しい創価学会となっていくことは必然であり、また、そのように努力していかなければならない。
 この意味からも、全幹部同志が、社会的な境遇はどうあれ、生命的境涯のうえにおける実像においては、世界第一の確信ある人生、世界一仲のよい人生であっていただきたい。
 ともかく幹部は、御本尊に祈って祈りぬいて、久遠からの使命を自覚した自分の人生いうものが、かくも偉大であり、かつなんと愉快であったのか――と心から自負できる強盛な信心であってほしい。
 社会の動向は、ますます人心の荒廃を招き、暗い世相となっていこう。しかし、われわれの学会活動こそ、この世における最高の貢献であり、人々の心にみずみずしい希望と活力を与えゆく最高の運動であることを忘れず、それぞれの地域で惜しみない活動の持続を願ってやまない。
 春三月もいよいよきょうから、桜花の四月に向かうことになる。幹部の皆さん方も、そして全国の会員同志も、どうか体を大切にし、天も残らず桜花彌漫の境涯で、愉快な妙法の人生を送っていただきたい。
 皆さん方が創価の花道で、思うぞんぶん、人生の楽しみを満喫しながら活躍しゆく姿を心から念じつつ、本日の指導としたい。(要旨)

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