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日蓮大聖人・池田大作

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新年勤行会 学会の信心にこそ大福運

1977.1.1 「広布第二章の指針」第9巻

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1  私が本日申し上げたいことは、創価学会の信心にこそ、無量の大福運、大功徳がある、ということである。
 いうまでもなく創価学会の運動ならびにその根本路線は、御本仏日蓮大聖人のご精神に直結した信心そのものに貫かれている。ゆえに、この信心の血脈を受けた皆さん方が、宇宙大の福運と功徳を享受できることは絶対に間違いないことを、私は声を大にして宣言しておきたい。
 創価学会の信心になぜ大福運があるか一その理由は三つある。
 第一の理由は、創価学会の実践が、日蓮大聖人の御書の御金言どおりに前進していることである。まさしく広布の如説修行の教団である。御書に説かれているとおり、学会はあらゆる三障四魔の厳しい風雪を乗り越え、またいわれなき批判、中傷を浴びてきた。まさに経文どおりの歴史であり、実践である。御書の精神に照らして、これ以上に名誉なことはないのである。ゆえに、学会の信心に生きぬく人は、成仏できないわけがない。また大功徳がわかないわけがないのである。
 第二の理由としては、物の供養という次元からいっても、学会は三大秘法の御本尊に対する絶対の確信に立ち、限りない報恩と供養の誠を尽くしてきた、ということがあげられる。
 かつて学会は貧乏人と病人の集まりだと世間から非難、軽蔑されながらも、私ども地涌の菩薩は、敢然とその嵐のなかを突き進んで広宣流布をめざしてきた。そして、ついに日蓮大聖人の出世の本懐であられる戒壇の大御本尊を御安置する”事の戒壇堂”――正本堂を見事に建立した。そのほか、総本山には幾多の外護の赤誠を捧げ、今日の盤石なる宗門の威容を整えるにいたった。
 仏法史はじまって以来ともいえるこの未曽有の財供養の事実をもってしても、仏怯真実であるならば、その功徳が全創価学会員に開花しないわけがない。まさに創価学会の信心に、あたかも陽光が燦々と降りそそぐように大福運が開顕されるべきであり、また断じてそうしなくてはならないと申し上げておきたい。
 第三の理由としては、法の供養という仏法上もっとも重要な折伏、弘教の次元から明確に論ずることができる。広宣流布の教団としての学会は、日蓮大聖人の、ご遺命どおり、一切の形式を超え、いかなる激動社会のなかにあっても、仏法流布こそ学会の生命として進んできた。困難を希望に、悲しみを歓喜に変えてきた汗と涙の法戦を、営営と展開してきたがゆえに、今日の一千万を超える地涌の戦列が誕生したわけである。その地涌の友は、いまや世界の国々で喜々として活躍している。
 そしてまた、何十万、何百万という教学部員が大聖人の生命哲学を学び、未来の指導者に陸続と成長し、また輩出されている厳然たる事実をとおしても、創価学会ほど法の供養を行った団体は他に類例をみない。すべては御書のとおりの実践であり、御本仏日蓮大聖人の御生命に感応したがゆえに、今日の有史以来の盤石な基盤が構築されたので
 ある。
 こうした歴史的事実のうえに立って、われわれ創価学会員は、現在の何千倍、何万倍もの大福運と大功徳を受けていかねばならないし、また、すでにその土壌ができているということにいっそうの確信をもって、自分のため、ご一家のため、また創価学会のために、勇気ある実践をお願いしたい。(要旨)

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