Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

第1回冬季講習会 学会精神の骨髄学び一流の指導者に

1975.12.6 「広布第二章の指針」第7巻

前後
1  「異体同心」(戸田前会長「巻頭言集」より)をとおして
 ある人の言葉に「青春とは人生のある期間をいうのではなく心の様相をいう。人は信念とともに若く、疑惑とともに老いる。人は自信とともに若く、恐怖とともに老いる。希望ある限り若く、失望とともに老い朽ちる」とある。
 学会精神に通じる至言として、中央幹部はこの心がまえは当然のこと、優れた創造力とたくましい意志、いかなる恐れをも退けて進む勇猛心をもって、名実ともに一流の指導者に成長していただきたい。
  
 広布を担う如説修行の実践者として、いくら困難があっても、心が”金の境涯”ならば、人々を指導でき、また信頼されるものである。そのためにはあらゆる惰性をのりきって、第二期広宣流布を、新しい闘魂で、リードしゆく中央幹部であってほしい。
2  ここで戸田前会長の「巻頭言集」のなかから「異体同心」をともに拝読し、その精神を学ぶことにしたい。私どもは戸田前会長の遺訓を再確認し、源泉として、勇気ある指揮をとっていかねばならない。エゴ中心では「異体同心」は絶対にありえない。さらに「同心」の”心”とは、御本尊への絶対の信に立って、わが生命を帰命しきることである。
  
 とくに、行き詰まったときは、御本尊根本にすべてを志向していくべきである。その場合、それには憎しみなどはありえない。お互いに相和して、団結して進むべきである。それを破壊するものは地獄である。この一点だけが、学会が繁栄してきた鍵であることをけっして忘れてはならない。
  
 「異体同心の輩は、たとえていえば兄弟のようなものである」と。ゆえに私たちは互いに信じ、愛し、協力しあっていくことである。
 勤行は、毅然たる姿勢で臨むべきである。勤行は日蓮大聖人の生命とわが生命を境智冥合していく儀式だからである。姿勢や勤行の乱れがあったのでは、真の指導者とはなりえない。
 勤行の祈念についても①創価学会の万代の繁栄②牧口初代会長、戸田前会長に対する報恩感謝③全学会員の無事安穏④一切の障魔を打ち破る祈りを忘れてはならない。
 最後に①弘教②教学③座談会こそ、学会の永遠の指針であることを確認しておきたい。(要旨)

1
1