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新時代第41回本部幹部会 創立80周年記念第5回全国青年部幹部会、全国婦人部幹部会へのメッセージ

2010.6.3 スピーチ(聖教新聞2010年上)

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2  出発しよう!
 日本全国、また全世界の皆さんの力で、第三代会長就任50周年の5月3日を、最高に晴れ晴れと勝ち飾ることができ、心より御礼を申し上げます。
 6月は「婦人部の月」「世界池田華陽会の月」「学生部の月」。
 そして7月は「青年の月」「師弟の月」「立正安国の月」であります。
 創立80周年という大きな佳節にあって、大事な戦いを決しゆく出発が、本日の本部幹部会であります。
 弟子で決まる!
3  法華経の会座において、幾度も繰り返される弟子の誓願があります。
 それは、“私たち弟子は、師匠の仰せ通りに広宣流布を成し遂げます。どうか、ご安心ください。心配なさらないでください”という誓願であります。
 弟子たちが、本気になり、一丸となって、不惜身命の祈りと行動を起こしてこそ、真実の勝利がある。
 これが、法華経の後継の真髄なのであります。
 ゆえに、私は、きょうは、あえて出席いたしません。
 厳然と一切を見守っておりますから、原田会長を中心に、皆で明るく元気いっぱいに行いなさい。
4  師の分身として
 戸田先生は、75万世帯の願業が一歩一歩、達成に近づいていくなかで、私たちに、一つ一つ、戦いの指揮を託していかれました。
 先生は「みんなも立派に育ってきたからな。君たちに任せるよ。自分たちで責任をもって考え、進めていきなさい」と言われ、時には本部幹部会等にも出られなかったのであります。
 それは、未来のために考え抜かれた師子王の訓練であることが、私にはよくわかりました。
 先生は、仏法において、何よりも大切な「時」というものを鋭く見極められて、弟子たちが永続的に前進し、勝利し、発展していける流れを創ってくださったのです。
 特に、私に対しては厳しかった。
 「大作、私が打てる手は全部、打っておいたぞ。あとは、おまえが思う存分、戦いまくれ! 勝ちまくれ!」と厳命されたのであります。
 今、私も、戸田先生とまったく同じ心です。君たちに万事を託していく総仕上げの「時」を迎えているからであります。
 創価学会は日蓮大聖人に直結して、末法万年尽未来際まで広宣流布を成し遂げていく仏意仏勅の教団であります。
 師匠の薫陶に応えて、弟子が今一重の深い自覚をもって立ち上がる時に、未来を開く新しい前進と勝利の息吹が生まれるのであります。
 戸田先生の愛弟子として、私は、行くところ向かうところ、「立正安国」の勝利の旗を打ち立ててきました。
 正法正義のために、師匠の分身として勇敢に激戦に飛び込んでいく弟子には、仏と同じ智慧と力が必ずわき上がってくる。これが妙法の絶対の功力であります。
 どうか、皆さん方は、今こそ、自らの使命の大舞台で、威風堂々と、広布と人生の勝利の歴史を断固として創り残してもらいたい。
5  常に心は一体
 御聖訓を拝し、3つの勝利の要諦を確認したい。
 第1に、「強盛なる祈りで勝て!」。
 御聖訓に、「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」、「ふかく信心をとり給へ、あへて臆病にては叶うべからず候」と仰せの通りであります。
 第2に、「異体同心の団結で勝て!」。
 有名な「異体同心事」には、「日本国の人人は多人なれども体同異心なれば諸事成ぜん事かたし、日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし」と断言なされております。
 そして第3に、「勇気と執念の行動で勝て!」。
 大聖人は池上兄弟に「此れより後も・いかなる事ありとも・すこしもたゆむ事なかれ、いよいよ・はりあげてせむべし、設ひ命に及ぶともすこしも・ひるむ事なかれ」と仰せになられました。
 ともあれ、師弟は不二であります。ゆえに、どんな時でも常に師弟の心は一体です。師弟が不二であれば、何も恐れるものはない。
 皆、体を大切に! 正義の我らは、朗らかに前進しよう! また、お会いしよう!

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