Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

文学随想小説「芙蓉の人」を語る  

2008.8.23 スピーチ(聖教新聞2008年上)

前後
11  終わりに、蓮祖大聖人が、乙御前の母(日妙聖人)に贈られた御聖訓を拝したい。
 「あなたの前々からの信心のお志の深さについては、言い尽くせません。しかし、それよりもなおいっそう、強盛に信心をしていきなさい。その時は、いよいよ、(諸天善神である)十羅刹女の守りも強くなると思いなさい。その例は、他から引くには及びません。
 日蓮を日本国の上一人より下万民に至るまで、一人の例外もなく害しようとしましたが、今までこうして無事に生きてくることができました。
 これは、日蓮は一人であっても、法華経を信ずる心の強いゆえであったと思いなさい」(御書1220㌻、通解)
 数々の大難を厳然と勝ち越えてこられた、大聖人の絶対の御確信である。
 模範とすべきは、師匠の戦いである。
 「師匠のごとく!」「師匠とともに!」──この一点に徹し、強盛な信心を奮い起こして進む時、諸天は必ず動き、我らを護る。
 全同志のご健康とご長寿を、妻と共に祈り、一人ももれなく幸福者に、勝利者にと心から念願し、私の文学随想を結ばせていただきたい。

1
11