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第64回本部幹部会 第31回SGI総会、第5回関東総会、第6回四国栄光総会

2006.10.12 スピーチ(聖教新聞2006年下)

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27  近代看護の母 ナイチンゲール
 “近代看護の母”ナイチンゲールは語った。
 「宗教的な深みのない生活は薄っぺらなものです」(湯槇ます監修・薄井坦子他編訳『ナイチンゲール著作集第3巻』現代社)
 本当にその通りだ。哲学や精神性がなければ、価値ある人生を送ることはできない。
 古代中国の歴史書『国語』には、「功績のない者は、高位に居ようとしてはならない」(大野峻著『新釈漢文大系67』明治書院)との言葉が記されている。
 功績もなく、実力もない人間を、高い立場につけてはいけない。戸田先生も、よく言われていた。
 哲学者の阿部次郎が著した『三太郎の日記』には、次のような内容が記されている。
 ──我等には生活の中心が必要である。では、いかにして生活の中心を発見すべきなのか。
 それには、自ら「師匠」を選んで、自分の鍛錬を、その師匠に託すことである──
 師匠を持ち、自らを鍛えていく。ここに一番正しい人生の生き方がある。
 ある海外の識者が、こう語ってくださった。
 「ソクラテス、プラトンに流れる『師弟の絆』が、時と姿を変え、ここに出現したのが戸田会長と池田博士であると思います」
 〈ボリビアの名門・国立ガブリエル・レネ・モレノ自治大学のアカミネ教授の言葉。教授は続けて「この二人が築かれた歴史は、人類に大きな光を与えるでしょう」と述べている〉
 美しい言葉だ。過分な評価であるが、弟子として、師匠・戸田先生を宣揚できることほど、うれしいことはない。その意味で、紹介させていただいた。
 きょうは長時間、ありがとう! ご静聴、感謝申し上げます!
 海外の同志も、本当にご苦労さま! 皆さまのご健康と勝利を心から祈ります!
 〈スピーチを終えたSGI会長は、会場のピアノに向かい、“大楠公”、「熱原の三烈士」などの曲を演奏した〉
 アメリカ芸術部の皆さんの演技に対して、少しでもお応えしたいとの真心を込めました。どうかお元気で! サンキュー!

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