Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

創価教育代表協議会  

2006.6.4 スピーチ(聖教新聞2006年下)

前後
8  民衆の力強める英知の大城を
 ブラジルの天文学者であるモウラン博士は、創価学園を訪れた際の印象を、次のように述べておられる。
 「先生方と生徒たちのレベルの高さに驚きました。
 先生方はやさしく、平等、人間主義、生命の尊厳のための教育という、はっきりした哲学を持っていらっしゃいました。
 また、生徒たちとの懇談も、大変に印象的でした。生徒たちは生き生きとしていて、質問の内容も高度で、その成熟した姿に感心しました。
 私たちが現在暮らしている、この暗い世界に一筋の金色の光を見たようで、希望を感じました」
 私は、牧口先生、戸田先生の志を継いで、創価教育の大道を切り開いてきた。
 創価学園は今、日本を代表する名門校との評価もいただいている。世界の一流の識者が、数多く訪れている。牧口先生、戸田先生も、どれほど喜んでおられるだろうか。
 またモウラン博土は、アメリカ創価大学への期待を、こう語ってくださった。
 「アメリカ創価大学は、世界に開かれた、リベラルな学問の揺籃になると思います。『一日の始まりを告げる朝日』のように開かれた大学です。
 知識と知恵と慈愛が、人類のために結合し、組み合わされた、新しい教育の光です」と。
 ありがたい期待と激励の言葉である。
 タゴールは、「無気力と無知は人間にとって最悪の屈従の形態である」と綴っている(三浦徳弘訳「詩人の学校」、『タゴール著作集第9巻』所収、第三文明社)。
 創価教育に携わる皆さま方には、無知の闇を晴らし、民衆の力を強くしゆく「英知の大城」を築いていただきたい。
 少子化の時代である。だからこそ、最高の智慧を発揮し、未来の勝利を先取りすることだ。すべての教職員が団結して、教育の向上に努力してほしい。
 そして、人類に希望を贈る「人材の大城」を、堂々と、つくり上げていただきたい。

1
8