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日蓮大聖人・池田大作

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廖承志中日友好協会会長主催歓迎宴でのあ…  

1974.12.3 「池田大作講演集」第7巻

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1  本日はこのようにあたたかい歓迎の席をもうけてくださり、心よりお礼の言葉を申し上げます。大変にありがとうございました。きょうのこの日の会食も、私たちの人生の歴史のなかでもっとも意義ある日となるでありましょう。私は六月にも貴国を訪問し、今回再び訪問できましたことは、中日友好のうえに必ずや前進の歩みとなることを確信いたします。
 私は前回、訪問の印象をおよばずながら日本人民に率直に、できるかぎり正しく伝えるために筆を執らせていただきました。それが少しでも日本人民の中国人民に対する理解と友好を増進することになればとの祈りをもって書きました。
 しかし、偉大な中国の全体観を伝えるためには、私は一生かかっても間にあわないことも十分知っております。その点、どうかご了承しください。とともに、いろいろとご指導くださった諸先生方に厚く御礼申し上げるものであります。ありがとうございました。
 今回は、創価大学と北京大学との間の友好的交流について大きな進展があり、私は誠心誠意、この友好の種が大空に伸びゆく巨木になっていくように守り続けていくつもりであります。
 また、私は、なによりも、百万言の美しい言葉を弄するより、行動をとおして信義を貫き、永続的な平和友好のために戦わなくてはならないとの心情の持ち主であります。創価学会は若い勢力であります。そのためにまだ未熟なところがあるかもしれませんが、私たちには希望と未来があります。日本の若い世代が、貴国の若い世代の方々と、平和と文化の推進の運動を、ともどもになしゆくことを熱願するものであります。ともあれ、二十年、五十年先を目標としながら一歩一歩、確実に友好交流をめざして協力しあうことを念願するものであります。
 “仏法を基調とした平和と文化の推進団体”である創価学会は、あらゆる批判と中傷の波を乗り越えて今日まで前進してまいりました。これからも、わが創価学会は日中友好の金の橋を建設するために、ますます全力を尽くしていくでありましょう。どうか、諸先生方のご指導もよろしくお願いいたします。

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