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日蓮大聖人・池田大作

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池田会長夫妻主催レセプションでのあいさ…  

1974.9.16 「池田大作講演集」第7巻

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1  尊敬するソ連国家を推進しておられる指導者の皆さん!
 本日は、大変お世話になりました皆さま方に、いささかなりとも感謝の心をこめて、この招宴を開かせていただきました。お忙しいなかをご列席くださり、厚く感謝申し上げます。
 ともかく、この九日間は、私にとって半年にも一年にも通じる、充実した価値ある日日を送らせていただきましたことを、重ねてお礼申し上げます。私の生涯にとって、決して忘れることはないでしょう。
 今回の私どもの訪問を、簡潔にご報告させていただきます。
 まず到着した八日夜には、さっそく、ホフロフ総長主催の歓迎の宴を開いていただいたのをはじめとして、九日――モスクワ大学訪問、対文連ポポア議長との対談、モスクワ市庁訪問。十日――ソ連最高会議ルベン民族会議議長、エリュチン高等・中等専門教育相との会談、レーニンの書斎、大宮殿などクレムリンの見学、無名戦士の碑への献花。十一日――六八二中学校見学、科学アカデミー訪問、モスクワ大学主催の昼会。十二日――文化省、教育省訪問、ピオネール宮殿見学。
 レニングラードへ移ってからは、十三日――レニングラード市庁訪問。ビスカリオ墓地へ献花。十四日――レニングラード大学訪問、そして世界にとって初めての革命原点の地であり、歴史と文化の香りに満ちた街々を、心ゆくまで見学させていただきました。
 更に、昨日はザゴルスクを見学、本日はモスクワ大学と創価大学との交流に関する議定書の調印が行われました。
 また、ノーベル賞作家・ショーロホフ先生とも親しく懇談することができました。
 今回の訪問によりまして、少なくとも私ども創価学会は、貴国との確たる相互理解、文化・教育交流の広くして長いきずなを結ぶことができたと確信するとともに、私どものおおいなる喜びとするものであります。
 その綱は、やがて両国間の幾本もの綱と広がり、あたたかい平和な人間と人間、心と心の“金の綱”となっていくことを、私は強く信ずるのであります。
 ともに、私はこの一生をかけて、世界平和のもっとも重要な軸であられる貴国の好意と公平なる理解とを、日本の民衆に伝えるよう、最大の努力をしてまいるつもりであります。
 貴国の美しい“金の秋”にお世話をいただきましたお一人お一人の名前をあげて、感謝の言葉を申すべきでありますが、時間のつごうから略させていただきますが、すべての先生方のますますのご健勝と、貴国の多大なる興隆を心よりお祈り申し上げて、私のあいさつといたします。
 それでは、貴国のすべての人民のため、今後の一層の日ソ友好のために乾杯をさせていただきます。
 最後にこの席をお借りしまして、ソ連駐在の日本の皆さまのご健康とご活躍をお祈りして、重ねて乾杯させていただきます。

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