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日蓮大聖人・池田大作

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第1回高校会総会 険峻の山にも不退の共進を

1974.12.9 「池田大作講演集」第7巻

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1  七項目の指針
 一、きょう集まった第一期生ともいう高校会のメンバーは、創価学会のめざす広宣流布の名実ともの最優秀のリーダーであることを自覚されたい。
 二、ともかく広宣流布という妙法の長征にあって、もっとも大切なことは、魅力ある人間革命とすべてを組織化していける社会性、近代性を備えたリーダーたることを忘れてはならない。
 三、大学出身者だけが創価学会のリーダーとなっては誤りである。中国で見られるように、労働者出身ということに最重点をおく考え方を見習うべきである。理由は、中学校出身であれ、高校出身であれ、大学出身であれ、仏法と信仰と地域のために、どれだけ戦っているかという実績を評価して、はじめて決められるからである。
 四、友好の輪を無限に広げゆくためには、自己自身のもっていない特性を、周囲の人々に見いだし、それを育て、守り、啓発していくことが重要な課題であることを忘れてはならない。
 五、きょう集まった高校会は、御書の「殷の紂王は七十万騎なれども同体異心なればいくさけぬ、周の武王は八百人なれども異体同心なればちぬ」の少数精鋭の原理のごとく、学会の第二章の花武者八万騎となり、互いの激励と団結とをもって、日本の広宣流布めざし、共進されんことを期待したい。
 六、いかなる険峻な山にさしかかって難渋の極に陥ったとしても、絶対に退転だけはするな、同志を裏切るな、学会を裏切るな。たとえ敗北を喫したとしても、人間としての主義主張に生きる“地涌の勇士”を確信されたい。
 七、最後に、高校会の誇りと信念と使命とに燃えて、愉快に人生を闊歩していっていただきたい。そのためには、つねに題目を勇んであげることを絶対に忘れないでいただきたい。

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