Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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中等部第5回全国未来会 未来の指導者としての五項目

1974.8.6 「池田大作講演集」第7巻

前後
1  次代を託す諸君が、一流の指導者になることを前提に、話を進めたい。
2  一、力ある指導者と育つため、なによりもまず身体を頑健に鍛えていただきたい。
 いくら偉大なる哲学を誇示しようとも、体が弱くては、未来の平和のための貢献は不可能となるからである。同時に、冷徹な知性をもつ見識豊かな人材として成長してほしい。冷徹な判断なくして、惑いの状態であっては、的確な指導はできないからである。
 二、バイタリティーにとんだ魅力ある人材になってもらいたい。そしてエネルギッシュに行動する民衆リードの賢明な指導者に育とう。
 三、どのような時代社会にあっても、人間原点の実践、民衆の側に立つべき姿勢を決して忘れてはならない。生涯にわたって、この信念と理想の道を進んでいただきたい。そこに未来会の精神もある。
 四、広宣流布とは、人類にとって普遍正義の道であることはいうまでもない。また、苦渋と困難に満ちた道が、広宣流布であるということも当然のことである。ゆえな私は、未来会のメンバーは、安易の夢よりさめて、いかなる泥沼のような現実に直面しようとも、非難を受けようとも、そうした険しい苦難の道は覚悟して、前進していっていただきたい。
 五、私がいるかぎり、諸君は伸びのびと、青春を乱舞していくべきであろう。だが、正義仏法の正当な後継者として立つときの諸君たちは、自らの信念と決断、責任、実行の道に徹して進んでもらいたい。そして、姿は朗らかに、心は満々たる余裕をもち、民衆を守るためには、自らの身をいため、人々には安心して喜んでもらえるような姿勢を、私はひたすら期待している。(要旨)

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