Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

妙法の実践で最高の人生  

「池田大作講演集」第2巻

前後
1  持妙法華間答抄にいわく、
 受けがたき人身をうけ値いがたき仏法にあひていかでか虚くて候べきぞ、同じく信を取るならば又大小・権実のある中に諸仏出生の本意・衆生成仏の直道の一乗をこそ信ずべけれ、持つ処の御経の諸経に勝れてましませば能く持つ人も亦諸人にまされり、ここを以て経に云く「能く是の経を持つ者は一切衆生の中に於て亦為第一なり」と説き給へり大聖の金言疑ひなし、しかるに人此の理をしらず見ずして名聞・狐疑・偏執を致せるは堕獄の基なり
2  「能く是の経を持つ者」とは、三大秘法の大御本尊を持つ者ということです。この人は「一切衆生の中に於て亦為第一なり」と仰せです。
 「大聖の金言」――日蓮大聖人の御金言です。日蓮大聖人の仏法を持つ人は、「法妙なるが故に人貴し」の原理から、最高に幸福な人である。全宇宙で、全世界で最高に幸せであるとの仰せであります。
 所詮、生命の尊厳を守り、生命の奥底の幸福の原理といっても、その実態は南無妙法蓮華経以外にはありません。無名であっても、御本尊を持ち、広宣流布という崇高なる活動に生きる人が最も尊い人です。その人が、人間として最高の人であると思うのです。それ以外は、ほとんどが名聞名利に走り、なにかにとらわれており、または信仰の力を疑って、人生の根本的解決ができない人であって、その生活は空転であり、空虚にすぎません。ともあれ、名聞名利は、仏法の敵であります。
 真実の誉れ、真実の幸福は、詮ずるところ、広宣流布に邁進し、信仰に徹しきるところに、しぜんに生まれてくるのである、との御金言であります。私どもは一切衆生のなかの第一の幸せ者です。この御金言を再確認して誉れ高く、一緒に進んでまいりましょう。

1
1