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日蓮大聖人・池田大作

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妙法は最高の将軍学  

「池田大作講演集」第2巻

前後
1  四条金吾殿女房御返事にいわく
 大将軍よはければ・したがうものも・かひなし、弓よはければ絃ゆるし・風ゆるければ波ちゐさきは自然の道理なり
2  大将軍とは、信心の英雄のことであり、王仏冥合に戦いきる革命児であります。戦った人は、それだけの証拠が必ず残ります。諸法実相です。大将軍だからといって、なにも軍服を着て、格好をつけて戦うことではない。本物の信心には力がある。したがって信心の強盛な人はだれでも人を救えるし、リードできます。いかなる困難・苦難に直面しても、それを打開できます。
 一切の本質・実体は、人間生命にあり、生命の解明なくして真実の人生はないといえます。自己自身の生命、宿命の問題も解決できずに築いたものは、砂上の楼閣です。それは妙法を学ぶ以外に根本的解決はありません。
 したがって、妙法は最高の将軍学であり、人間学であります。ひとたび戦いに立つからには、真の英雄らしく、自信と誇りに満ちて、人々に喜びと感動を与えつつ、さっそうと広宣流布への指揮をとっていただきたい。
 信心の矢で勝利の金的を射止め、題目の大風で広布の新しい波動を起こしていくことです。創価学会はその信心と団結で、今まで勝ってまいりました。さまざまな批判・中傷をうけながらも、今日まで勝利に次ぐ勝利を収めてきたのは、信心と団結のたまものです。いくら多角的・立体的活動になったからといって、信心と団結を欠いたら、学会の前進は終わりです。いろいろな活動の形態・方策、また手段も必要でありましょう。しかし、それらは全て信心と団結のうえに立った具体論であります。そのうえに、いろいろな智恵をフルに発揮させ、働かせての実践であるということを、寸時も忘れてはならない、と申し上げておきたいのです。

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