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日蓮大聖人・池田大作

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信心鍛え人間革命  

「池田大作講演集」第2巻

前後
1  四条金吾殿御返事にいわく、
 きたはぬ・かねは・さかんなる火に入るればけ候、冰をに入るがごとし、剣なんどは大火に入るれども暫くはとけず是きたへる故なり、まへにかう申すはきたうなるべし、仏法と申すは道理なり道理と申すは主に勝つ物なりいかに・いとをしはなれじと思うなれども死しぬれば・かひなし・いかに所領を・をししと・をぼすとも死しては他人の物、すでに・さかへて年久し・すこしも惜む事なかれ、又さきざき申すがごとく・さきざきよりも百千万億倍・御用心あるべし。
 日蓮はわかきより今生のいのりなし只仏にならんとをもふ計りなり、されども殿の御事をば・ひまなく法華経・釈迦仏・日天に申すなり其の故は法華経の命を継ぐ人なればと思うなり
2  この一節を通して、いかなる苦難にあっても崩れない真実の幸福は、大闘争のなかで、信心を鍛え、人間革命していく以外には、築くことができないということを知っていただきたい。
 七〇年代に入れば、これまでの、砂上の楼閣のような有名人等は、大きく転換を追られ、変わっていくでありましょう。
 世間のものは一切が諸行無常であります。私達は大事な段階に立ちいたって全てを捨て、決意を改め、真剣に広宣流布の戦いをし、次の人生へ前進していかなければならないとの厳しいご指導でもあります。それが、次の大福運を築き、これまで以上の宿命転換をする本因なのだとの仰せであります。
 日蓮大聖人の血脈をうけ、ご遺命達成のために戦っている私達を、諸天が加護しないわけがありません。道理正しい信心即生活を貫いていけば、いかなる悪鬼・魔神といえども、打ち破っていけるのです。柔和忍辱の衣を着て、闘争の大原動力たる題目を朗々と唱え抜き、異体同心の団結でさっそうと戦っていこうではありませんか。

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