Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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唱題で不動の当体を確立  

「池田大作講演集」第2巻

前後
1  曾谷殿御返事にいわく、
 切衆生又食するによりて寿命を持つ、食に多数あり土を食し水を食し火を食し風を食する衆生もあり、求羅と申す虫は風を食す・うぐろもち鼹鼠と申す虫は土を食す、人の皮肉・骨髄等を食する鬼神もあり、尿糞等を食する鬼神もあり、寿命を食する鬼神もあり、声を食する鬼神もあり、石を食するいをくろがねを食するばくもあり、地神・天神・竜神・日月・帝釈・大梵王・二乗・菩薩・仏は仏法をなめて身とし魂とし給ふ、
2  どのような衆生でも、なんらかの食べ物をとり、生命をながらえている。そうしたなかで、梵天・帝釈、そしてあらゆる三世十方の仏・菩薩は、全て正法である南無妙法蓮華経を魂とし、生命力をさせている。すなわち、題目こそ、最高の福運と生命力を得る源泉であり、この人生を大宇宙のリズムに合致させていく根幹であるという意味なのであります。
 したがって”自分自身の生命は南無妙法蓮華経の当体なのだ、南無妙法蓮華経を湧現しきっていくのだ”――こう確信して、題目を唱えていった場合には、事の一念三千、福運の当体となり、たとえ現在どのような苦しい境涯にあろうとも、一切の環境、国土世間を変えていくことができるのであります。これが仏法の原理です。顔色もよくなるし、目も輝きを増してくる。どのような願いであっても、かなわないわけがありません。しかも、題目の功徳は、全部お子さんやお孫さんにまで回向されていくのです。

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