Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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威風堂々、大確信の人生  

「池田大作講演集」第2巻

前後
1  祈祷経送状にいわく、
 法華経の行者は信心に退転無く身に詐親無く・一切法華経に其の身を任せて金言の如く修行せば、慥に後生は申すに及ばず今生も息災延命にして勝妙の大果報を得・広宣流布大願をも成就す可きなり
2  日蓮大聖人の仏法は世界、宇宙に肩を並べるものがない、いわば思想界、哲学界の最高峰であります。あらゆる事象、現象、社会面を追究する学者はいても、生命の根本的解決ということについては、この大哲理の探究者、実践者である私達には及ぶべくもありません。しかも末法万年の仏法であり、それからみれば、現在の戦いはまだ序幕にすぎないのです。その序幕でさえ、これだけ多角的な戦いを展開しているのです。
 将来の繁栄、一人一人の功徳は想像を絶するものがありましょう。しかし、決して焦る必要はありません。アポロ宇宙船が月への軌道に乗れば、あとは自然に一つのコースを走り続けるように、創価学会という和合僧団に入った以上、妙法に照らされた、人生の最高のコースを進むことができるのです。
 「法華経の行者は信心に退転無く」とは、そういう微動だにしない信心を強調された御文なのです。日々、月々、年々に信心を深めていかなければなりません。
 しかも「身に詐親無く」でなければならない。すなわち、仏法の鏡に照らして、自己の行動実践に偽りがあってはならない。要領、小才はダメです。深い信心、広宣流布に戦う姿勢があるか、ないか、それが最も大事なのです。
 「一切法華経に其の身を任せて」――一切、大聖人の五字七字の法華経、御本尊に任せて、大確信をもって祈りきっていくことです。それも「金言の如く修行せば」――大聖人の指導通り唱題し、実践をしていくならば――「慥に後生は申すに及ばず今生も息災延命にして勝妙の大果報を得・広宣流布大願をも成就す可きなり」と。
 後生はもちろん、今世も、災いを一切転じ、永遠に変毒為薬していける生命になってくるというのです。「勝妙」とは、最高の幸福境涯、所願満足の人生ということです。一言でいえば、大確信の人生といえる。そして、最後に広宣流布も必ず成就すると断言されているのです。大聖人の御金言通りに実践して今日の学会が築かれたのです。

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