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日蓮大聖人・池田大作

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確信溢る聡明な幹部に  

「池田大作講演集」第1巻

前後
1  これまで何回もいってきたことでありますが、幹部のあり方について話しておきたい。
 第一に、細かいところまでよく気がつく幹部であってほしいということです。創価学会には世間の官僚主義の悪弊は、絶対に持ち込んではなりません。幹部は常に誰人をも納得させうる言動に徹しなくてはならないのです。あの幹部のもとなら安心して戦える、やりがいがあると、だれからも慕われる、人生のき機微を知った人こそが、信心の指導者であり、学会の幹部なのです。
2  第二に、後輩に自信を与える幹部でなくてはなりません。たとえ夫婦ゲンカをしていても、まあ、そんなことがあってはならないが、(笑い)後輩がきたら暖かく迎え、自信をつけて広布の戦線へ送り出してあげるぐらいのをもって指導にあたってほしいのです。
3  第三に、幹部は、だれからも好感をもって迎えられるようでなければなりません。あの幹部は感じがいい、すがすがしくサッパリしている、と思われるようでなければ、人はついてゆけないでしょう。ただし、付け焼き刃や表面だけのメッキでは、すぐに地が出てしまいます。生命の内奥からあふれるような円満な人柄であってほしいものです。
4  第四には、なんでも気軽に相談に乗ってくれる幹部であるべきです。行き詰まっているときの暖かい幹部の激励ほど、尊く重味のあるものはありません。ちよつとした助言で迷妄を打ち払うこともできるのです。
5  第五には、確信ある、聡明な幹部になっていただきたい。幹部に確信がなければ、組織の発展は望めません。後輩は、山をも抜く幹部の確信にふれて信心を深め、人間革命していくのです。それに反し、質問してもあいまいでちんぶんかんぶん(笑い)の答えしかできない幹部では後輩が可哀想です。信念の確信に満ちた、頭のよい、明な幹部こそ必要なのであります。
 ともかく、幹部は、広宣流布の柱であり、創価学会という大和合僧団の柱です。柱が壮大で完璧でなければ、立派な大建築とはなりえません。すなわち、華麗な天を摩するがごとき人材の城はできないのです。大勢の人々が幹部の皆さんに大きな期待をかけているのですから、一人一人が、新時代に相応した、世界第一の力ある幹部になっていただきたい。
 そして皆さん方とともに開き、築いた広布の大道、また新社会、王仏冥合の大舞台の上で、皆さん方の子供さんやお孫さん達を思う存分活躍させ、勇敢なる前進をさせていこうではありませんか。(大拍手)

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