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日蓮大聖人・池田大作

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悔いなき青春時代を 夏季講習会第四期女子部

1965.8.8 「会長講演集」第13巻

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1  海外から夏季講習会に参加された方々は、たいへんにご苦労さまでございました。(拍手)
 正本堂は、将来の全世界の宗教にふさわしく、日蓮大聖人様の世界の仏法にふさわしく、ぜんぶイス席にすることをお伝え申し上げておきます。(拍手)
 大聖人の仏法は、太陽の仏法である。この講習会に参加された同志の人々は、大聖人様の仏法によって救われるべき未来の、何十億人という後輩のために、先駆となって、この霊鷲山会にもうでられた、先駆となって講習会をうけにこられた地涌の菩薩である。これは絶対に間違いない。自分自身の幸福のために、楽しい信心をしきっていただきたい。
 不幸な人々を救うために、朗らかな、勇敢なる信心をしていっていただきたい。
 ともに、絶対の恒久平和のために、世界平和のために、先駆者らしい、学会人らしい、そしてまた、大聖人様の子供らしい信心を、一生涯していっていただきたいと思います。(拍手)
 あとは、三日間、どうかおからだに気をつけて、幹部の方々も、よくめんどうをみられて、事故のないように、思い出多い、楽しい講習会を送らせてさしあげていっていただきたい。
 こんどは、女子部の方々に申し上げます。
 それは、これから長い長い、大事な一生であります。一寸先はやみの人生です。
 どうしても絶対に幸福になっていくべき根本力が必要です。根本原理が必要です。
 それは何によるか。結論は南無妙法蓮華經によらなくてはならない。
 したがって、どんなことがあても、御本尊様だけは放さない。どんなことがあっても、学会だけは離れない。この一点だけを忘れなければ、自分自身の勝利は間違いない、幸福は間違いない、これを銘記していっていただきたい。
 いま、信心していない人々を見ると、しあわせそうに見える人がたくさんおります。しかし、根本的なしあわせ、絶対的なしあわせは、あるべきはずがない。さきほども副理事長の人たちと話したのですが、有名な楚の項羽は、戦えば連戦連勝であった。しかし最後は垓下に滅びて、一族滅亡してしまった。
 それに対して、漢の高祖は、いつも戦いに敗れていた。しかし最後の戦いは大勝利を博して八百年の漢王朝の基礎を築いてしまった。これは、学会の戒めでもあるし、個人個人の戒めでもある。
 皆さん方が、いま悩み多く、純真に信心し、不幸な人のために戦っている。広宣流布のために戦っている。その人が、最後に幸福にならずして、なんでありましょうか。(拍手)
 いましあわせそうに見える、遊んでいる人、有名人、かってに批判をしている人、その人たちは、最後は敗北者であります。
 大聖人様の仏法を奉持して、日夜、一日一日りっぱに基礎を築き、福運を積んでいる人が、最後に永遠の、福運の大基礎をつくることは、勝利者になることは、絶対間違いないという信心をしきっていただきたい。(拍手)
 そのために、どうかからだを大事にしていきなさい。娘さんが夜おそくまで起きていて、家に帰るのが夜中になってしまったり、休むのが夜中になってしまったならば、それはいけません。私も悲しい、おとうさん、おかあさんも心配してしまう。
 皆さん方も、これから結婚し、お子さんをつくり、人材に仕上げてと、たくさんの仕事がある。なんといってもからだを大事にしていただきたい。
 そして、妙法流布のために、令法久住のために、自分自身を愛していきなさい。
 また、大事な広宣流布の子供を成長させるために、主人をりっぱに広布のヒノキ舞台に立たせていくために、自分自身を大事にしていきなさい。こう、私は申し上げたい。
 どうか、アッというまに過ぎ去ってしまう青春時代を、もっとも悔いなく送っていただきたい。福運を積んでいける仏道修行に、広宣流布をめざして、ともどもに、元気いっぱいに、前進していただきたい。そしてまた、わこうどらしく、青年らしくふるまっていこうではありませんか。(拍手)

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