Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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ロスに寺院を建立 第62回本部幹部会

1965.6.20 「会長講演集」第13巻

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1  日夜、たいへんにご苦労さまでこざいます。
 八月の夏季講習会が終わりましたならば、海外最初の寺院をロサンゼルスの地に建立することになっており、すでに設計もほとんど終了しましたことをご報告申し上げます。(拍手)
 話は変わりますが、参院選の戦いにつきましては、全国区はまず間違いない態勢にはいったと思います。しかし、地方区のほうは、東京は別として、あとの愛知、兵庫、大阪、福岡は、ひじょうに苦戦です。へたをすると次点になるかもしれない。うまくいけば第三位にはいるかもしれない。これが目下のところの、ありのままの現状であります。
 なおさきほど創価学会、公明党に対して、いろいろ中傷、妨害、弾圧が起きているという話がありましたが、そんなことに、いちいち神経質になったり、おじけたりしてはなりません。また、する必要もありません。なぜならば、私どもには、大御本尊様がついておられます。(拍手)
 私どもの戦いは、あくまでも王仏冥合達成という日蓮大聖人様のご遺命に進んでいる実践であります。その襟度と確信をもって、ゆうゆうと終盤戦を戦ってまいろうではありませんか。(拍手)
 創価学会も公明党も、あまりにも順調すきます。ふたりや三人が落選したからといって、私はなんとも思いません。
 ただ、悔いのない戦いだけはしなければなりません。そうでなければ、支持者の人にも、日蓮大聖人様にも申しわけがない。この真心、信心で戦っていけば、私はそれでいいと思います。
 また敵の妨害がなければ、戦いになりません。一から十まで、やすやすと勝ってしまったならば、ほんとうに寂しいいくさになってしまいます。あらゆる妨害を真っ向からうけて、私どもはそれを、ひとつひとつ信力・行力で打ち破って、大いなる人間革命の実証と福運とを積んでまいろうではありませんか。(拍手)
 これから先、王仏冥合達成までには、まだまだたくさんの戦いがあります。勝っておごらず、負けて卑屈にならず、いつも強い強い前進の決意と希望と確信とに満ちて進んでいけば、それでいいのです。あとは御仏智です。なにも寂しがることはありません。また一遍や二遍、選挙に勝ったからといって、喜び勇んで、天上界の魔におびやかされるようなことがあってもなりません。
 どうか、あと二週間の戦いでありますけれども、ひとりも事故を起こさないようにしていただきたい。
 また皆さん方は、どうかひとりも生活の問題や、からだの問題で故障を起こさないようにしていただきたいと思います。朗らかにやってください。(拍手)
 これだけが私のお願いであります。
 では、七月六日の臨時本部幹部会の日に、また元気いっぱいに、明るく集合しようではありませんか。

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