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威風堂々の前進 関西総合本部幹部会

1965.3.8 「会長講演集」第13巻

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1  皆さん方の力あるご支援によりまして、勝利の連続のさなかに、会長就任満五年目を迎えることができました。振り返ってみるならば、学会の世帯数といい、支部の数といい、会館の数といい、寺院の数といい、理事室の数といい、また支部長、婦人部長、部隊長等のことといい、何倍、何十倍にもなりました。将来も、私は皆さん方の会長として、さらにご期待にそうように勉強し、がんばる決心であります。この五年間、たいへんにありがとうございました。(拍手)
 きょうは皆さん方は臨時の幹部会でいろいろ予定もあったと思います。早く終わらせてあげたい。なんとなく疲れているような感じもみえる。きょうはゆっくり休みなさい。(笑い)
 大闘争がある、選挙戦があるというけれども、心豊かに題目をたくさんあげていきなさい。楽しい信心をしていきなさい。楽しい活動をしていきなさい。疲れていて、なんで指揮がとれるか。疲労困憊している指導者が、なんで何千、何万の人々を叱吃激励できますか、まず自分自身に勝っていくことが大事です。自分自身がいつも快調で、元気いっぱいの信心即生活の実相でなければならない。
 くたびれきっている指導者や、大衆に左右されてしまっている指導者や、頭のなかがモウロウとして、寝不足ばかりして、いつ交通事故にあうかわからないような指導者では、あとにつづく民衆がかわいそうです。
 自信に満ちみち、慈愛に満ちみち、そして安心感を与え、快活さを与え、明朗さを与え切っていける幹部となって進んでまいろうではありませんか。(拍手)
 五年間は未曾有の創価学会の大発展でありました。事実、日本の国では偉大な力になりました。世界の人々も、まだ無認識の評価は多いが、この力に対しては、大きい関心をもち注目していることも事実であります。あとは皆さん方の成長です。
 あとは皆さん方がどれだけ功徳をうけたか、物心ともの幸福の確立をしきったかが勝負です。
 信心は強盛であっていただきたい。因果の理法です。皆さん方の先輩を見れば、厳然たる幸福生活の実証であります。同じ御本尊様、同じ題目です。同じ因果の理法です。結果が出ないわけがない。また、とうぜん、おのおのの罪業、信心の強弱等々により差はあるでしょうけれども、大御本尊様の功徳があることはとうぜんです。
 純粋なる信心であるならば、強盛なる信心であるならば、五年たち、十年た、十五年たち、二十年たち、偉大なる大功徳が出ないわけがない。出ないことがおかしい。大幹部のなかでもまた幹部のなかでも、たまに、五年も十年も信心していて、まだ青い顔をし、生活も安定しない、支部員、会員の人々からも慕われない、信頼されない等々の人もおります。その人は信心が不純であるか、利用根性の信心であるか、または我流の信心であるか、そのいずれかであると思う。
 ほんとうに強盛であり、純粋であって、大聖人様のおおせどおりに実践して、証拠が出なわけはない。絶対に出ます。どうか、私どもが皆さん方に「どう、功徳はうけてますか」そう聞いたならば「うんとうけている。数え切れないほどうけた」と、ひとりひとりがいいきれるようになってください。(拍手)
 また、そういうふうに会員の方々にもさせてあげていただきたいと思うのです。
 権威や組織だけで指揮をとっていこう、指導していこうなどという根性では、功徳は出ない。学会精神の血脈ではありません。
 それはそれとして、さきほど、白木総合本部長と車の中で話をしていた。今回の参院選ならびに衆院選等において勝ったならば、関西関係だけで合計衆参十四人の国会議員になるわけであります。十四人の国会議員が、国のため、そして大阪のため、関西のために働いたならば、これはたいへんなことです。新聞は毎日、一面記事ばかりでしょう。
 それを楽しみに、応援してあげていただきたいとおもうのであります。(大拍手)
 いつも申し上げますが、田代君も、矢追君も、中尾さんも、私のかわいい真実の弟子であります。同志であります。勝たせてあげたい。皆さん方のためにうんと苦労させていきたい。りっぱな指導者に仕上げておきたい。これが私の偽らざる心境であります。皆さん方も、それはおたがいに人間ですから、おもしろくない点もあるかもしれない。しかし、この三人の人が戦っていることは間違いない事実です。
 政界のヒノキ舞台で、うんと活躍してもらおうではありませんか。(拍手)
 もしか、皆さん方のご期待にそわない政治家が出たような場合は、断固として追放します。私はあくまでも信心根幹に、王仏冥合の指導者であります。どうか皆さん方は私につききっていただきたいと思うのであります。(拍手)
 まだ私は弱冠三十七歳であります。これから、十年、二十年、できれば三十年皆さん方の子供、孫の時代までも、いっさいの基盤をつくるべくがんばってまいりますから、よろしいでしょう。(ハイ)
 では、皆さんお元気で、いっしょに、次の五年、十年をめざして戦っていこうではありませんか。私といっしょに威風堂々と前進してください。

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