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1 　おめでとうございます。（拍手）まことによかったと思います。（拍手）
　いまの時代は右といえば左という、左といえば右という、ほんとうに基準がないのです。根性曲がりが多いし、そして確信がないのです。口はちょうほうなもので、なんでもいえる。思想界をはじめ、あらゆる世界がそうなってしまった。その世界にあって、大基準をもち、確信をもって進んでいるのは、わが創価学会だけであります。
　したがって、いろいろと、だれびとが利口げに論じあおうとも、事実、幸福になっているかいないか、隣人を救いきっているかいないか、それが大問題です。
　私どもは色心ともに功徳をうけ、幸福になっております。厳然たる事実です。同じく、世の人々をしあわせにしております。喜ばせております。喜んでくれております。これも、絶対的事実であります。これほどの強い確信、基準はどこにありましょうか。
　したがって、これからも確信をもち、勇気をもち、大基準をもってがんばりきっていただきたいのです。（拍手）
　だれも大確信がないのです。基準がないのです。それを間違えてはいけない。結論的にいうならば、私どもしかもっていないのです。
　「立正安国論」は、ご存知のとおり、邪宗、邪義が一国を滅ぼし、個人を地獄に落とす。そして、正法によって初めて成仏ができる。安穏なる国ができあがる。世界ができあがることを説かれている。
　自分自身の幸福、それはとうぜんのことです。しかし、自分自身が幸福にいきていくためには、こんどは国家が安泰でなくはならない。社会の繁栄がなくてはならないのです。ちょうど自転と公転の関係にあります。
　したがって、自分の幸福、社会の幸福、この両方を同時に実現していく人生がもっとも正しく、もっとも大切なことです。観念論ではなく、事実の上にそうあるべきが私どもの実践であります。
　したがって、自分の幸福と社会の繁栄のためへの、これからの戦いに対しても、思うぞんぶんに、ひとつ活躍して“常勝中部”を名実ともに築いていただきたい。
　愛知のご健闘を、心から期待しております。また御本尊様に祈っております。しっかりがんばってください。（拍手）