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日蓮大聖人・池田大作

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大盤石の基礎築く 本部初勤行

1965.1.1 「会長講演集」第12巻

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1  輝ける立宗七百十三年を、迎えることができました。本年も、よろしくお願いいたします。(拍手)
 私もさらに題目をあげ、勉強して、皆さん方にこたえられるよう努力していく決心でございます。
 生命は永遠である。その永遠の生命からみるならば、この一生涯は一瞬の夢のようなものである。しかし、この一瞬の夢のような今世の仏道修行が、永遠の幸福を決定する大事な時であります。栄誉栄達が永遠の幸福につながるとはかぎらない。
 ただ永遠の大福運を積むものは、題目であり、真実の仏道修行に尽きます。
 したがって、一生成仏のために、令法久住のために、永遠の幸福のために、少しぐらいの三障四魔があっても、雄々しく、莞爾として、乗りきって、勝利へ導いていただきたいのであります。
 また個人の幸福と社会の繁栄の一致、すなわち、王仏冥合の大理念、この戦いを私どもはつづけております。この王仏冥合の戦いに勝つならば、末法万年にわたる大盤石の基礎ができます。したがって、十年や二十年先の戦いをしているのではない。そんなに小さい目先の前進ではない。末法万年、尽未来際の一切衆生を救うべき、安定すべき、恒久的平和を築くべき戦いが私どもの目標であります。
 したがって、その完遂には多少の苦難があるかもしれない。しかし、そんなことは小さい問題である。私どもは御本尊様をだきしめて、御仏智にまかせて、あとは全生命を発揮して生ききっていきたい。前進しきっていただきたい。
 そして団結をもって一年ごとに勝ち抜いて、遠くは日蓮大聖人様に、近くは恩師戸田先生に「このようにりっぱに私どもは戦いました。前進しきってまいりました」とご報告できるようにしてまいろうではありませんか。(拍手)
 最後に、本年は、とくに公明党の一歩前進を期待するものであります。皆さん方のご健康とご健闘とを、心からお祈り申し上げまして、私のあいさつといたします。よろしくお願いいたします。

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