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日蓮大聖人・池田大作

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大福運つかもう 千葉本部指導会

1964.9.15 「会長講演集」第12巻

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1  よく恩師戸田先生が、福運のないということは、ちょうど水道を、センをずーっと使わないで、じゃりがたくさんたまってしまったようなものであるとおっしゃいました。信心は、こんどは水道を出したことですから、初めのうちは、赤い水や、じゃりが出ますけれども、信心をまっとうしていけば、泉のごとく、こんこんと大福運が積まれてくるのです。
 ですから、三年、五年、十年と題目をあげてあげて、あげきってがんばっていきなさい。ぜんぶ自分のためです。
 それで千葉県はご存知のように、有名な日蓮大聖人のご誕生の地です。日蓮大聖人様は、二祖日興上人にぜんぶご相伝あそばされたのでありますが、その時にやきもちをやいたり、反感をもった五老僧その何人かが千葉のほうへきて、保田の妙本寺だとか、または中山とか、同じ日蓮大聖人の南無妙法蓮華経を唱える仏法でありますけれども、根本的には、まったく違います。
 なぜかといえば、日蓮大聖人様は御本仏である。南無妙法蓮華経は日蓮大聖人の南無妙法蓮華経の仏法です。中山、そしてまた、保田の妙本寺は、最近、日蓮正宗に戻りましたが、その他の誕生寺等は、唱えるのは南無妙法蓮華経で、日蓮大聖人様の仏法で、そして唱える対象である本尊は釈迦です。
 その一つだけを考えても、ずいぶん矛盾があるでしょう。少し頭が冷静であれば、もうそれだけで、根本的に大聖人様の本意の仏法ではないことがわかるわけです。
 また、千葉県には立正佼成会がはやったことがあります。いまはどうですか。さびれてしまいましたね。皆さん方の力です。その立正佼成会も、唱える題目は南無妙法蓮華経。本尊は何か、しょっちゅう本尊は変わっておりますが、やはり釈迦です。
 それで、立正佼成会の建て物なんか見ますと、このへんにもあるかもしれませんが、大きい看板がかならずかかっている。「株式会社 立正佼成会」みたいな、どこへ行っても同じ看板です。(笑い)
 それこそ、その一つだけみても、どれほどPRと、それから企業的であるかということがわかります。建て物それ自体も、ぜいたくな建て物をたてたり、また、虚栄をもって、土地を広くしたり、そんなことをしておりますが、創価学会の建て物は看板なんかないでしょう。そばへこなければわかりはしない。日本全国ぜんぶ同じです。
 実質的であり、気品があり、明るい。その創価学会の建て物ひとつみても、形態ひとつみても、本質的に違う実相です。
 どうか、信心しているならば、正しい仏法であるかないかわかることは、とうぜん生活の上、自分の生命の上に、はっきり体得するものがあるわけです。また、疑う人があるならば、ほかの宗教とよく検討しなさい。どちらが正しいかということ、自分自身ぶ真剣に取っ組んで正邪を決めていきなさい。
 私も一信者です。「御本尊は間違いない。日蓮正宗は間違いない」と私は申し上げる立ち場ですから。私はいろいろな教学の上、実証の上からみても、間違いないことは断言できます。皆さん方が断言できるように、いろいろな宗教、いろいろな信仰とよく相対的にみていっていただきたい。
 先輩によくついて、大事な一生です。みんな自分のためであります。真剣にきょうを契機として、まず一年間、来年のきょうまで、どれほど自分が題目を唱えてよくなるかということを楽しみにして体験してごらんなさい。(大拍手)

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