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日蓮大聖人・池田大作

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御本尊根本の人生 富山会館入仏式

1964.7.15 「会長講演集」第11巻

前後
1  小さいながらもこの会館を中心として、幹部の皆さん方が鉄の団結をもって一歩前進していただきたいのです。この地はひじょうに因習が深い、また邪教の害毒のひどいところであります。皆さん方が前進に前進を重ねて、子供のため孫のために、もっとも住みよい、繁栄させきっていける国土世間をつくるべき礎になっていただきたい、このことをまずお願い申し上げます。
 他の会館開きには、みんな安心をさせて、いちいち前進をしなさいという激励は私はしませんが、富山だけにはいっておきたいのであります。
 また、私どもがちょっと地方に出ますと、すぐ道がわからなくなってしまう。と同じように、人生においては、だれびとたりとも、真実の幸福になっていくべき道はどこにあるか、絶対に間違いない人生航路とはどういう道か、ということに対しては迷路に、はいるのがつねであります。
 いま私どもは、大御本尊様を根本とした人生であるならば、一生涯、永遠に迷路に、はいらない人生であります。私たちはこの会館を中心として、苦しいときも悲いときも悩みあるときも、寂しいときも「あの会館に行って題目をあげ、そしてまた指導をうけ、そこでまた立ち上がっていこう」こういう一念があるならば、生涯、迷路にはいることはありません。お子さん方も、またお孫さん方も同じく迷路にはいらず、輝かしい、正しい、力強い人生航路を生きていくことができる。そのための富山の先駆者になっていただきたい。そういう意味において一歩前進していただきたい、このように思います。
2  日蓮大聖人様は御書を拝すると、まず日蓮大聖人様が末法の御本仏であるということとを申されていることにつきます。
 第二番目には仏法の真髄、すなわち五濁爛漫の今日において成仏できる根本は、三大秘法の御本尊しかないということが述べられております。
 また第三番目には、生命の本質、宇宙の本源は、空仮中の三諦、法報応の三身、色心不二である、生命は無始無終であるとの大生命哲学が述べられております。
 第四番目には、私どもが福運を積み、成仏すべき源泉は、折伏行しかない。
 また第五番目には、私ども仏弟子として、日蓮大聖人様の子供として、日本の国の安泰、そしてまた世界の平和のため、すなわち広宣流布、王仏冥合に勇猛精進していきなさい、と述べられている。要約するならば、この五つが述べられていると思います。
 この五つとも信じ、日蓮大聖人様のおおせどおり実践しているのは、わが日蓮正宗創価学会しかないわけであります。
 この三大秘法の御本尊に題目をあげ、そして社会の繁栄のために、人々のために戦っているならば、だれびとたりとも幸福なれるのです。ひとりも犠牲はない、むだはないのであります。他の思想哲学は偏頗であり偏狭であります。従って、どんに研究し、実践し、まじめに戦っても、そこに結果としては犠牲があり、ふしあわせがあり、行き詰まりがあるのであります。
 大御本尊様を根本とした戦いは、永刧に行き詰まりがなく、むだがないのです。
 いっさいが有意義であり、ぜんぶなんじ自身のためになり、その大御本尊であり日蓮正宗創価学会の前進であります。どうかそのことを忘れないで、おひとりおひとりが深く、強く体得して、この一生涯を私とともに、また前進しきっていただきたいことをお願い申し上げ、あいさつとしたします。(拍手)

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