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仏法とは道理なり 第50回本部幹部会

1964.6.27 「会長講演集」第11巻

前後
1  長い時間たいへんにご苦労さまでございます。また、六月の戦いまことにご苦労さまでございました。
 まず、海外より多数の同志が総登山にまいりまして、本日この幹部会に出席しておりますので、起立をしていただいて、私どもは長い旅路を、拍手をもって慰労してさしあげたいと思いますけれども、いかがでしょうか。(大拍手)
 いままで、さまざまな角度から指導がございまして、たいへんであると思いますが、どうかしっかりがんばっていただきたいことを、まずお願い申し上げます。
 それで、指導の月は七月となっておりましたが、私は七月ならびに八月の二か月間を指導の月にさせていただきたいと思うのです。
 どうか、じっくりと指導をしていただきたいし、また、生活の確立、そしてまた、真剣に戦った方々を暖かく擁護していただいて、休息が必要な人に対してはどうか休息させてあげていただきたいことをお願い申し上げます。
 折伏の月、指導の月とひとつのリズムのようになってまいりましたが、向こう一年間の指導の月をきょうは発表しておこうと思うのです。そのほうが皆さん方も人生もリズミカルになるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。(拍手)
 本年は、七月ならびに八月を指導の月といたし、九月、十月、十一月は折伏の月といたします。十二月、一月は指導の月とさせていただきたいと思います。
 また、二月、三月は本来の折伏の月にいたしたい。四月は指導の月にいたしたい。五月、六月は折伏の戦いをしたい。七月、八月は指導の月にしたい。そのように決めておきたいと思いますけれども賛成の方は、(拍手)満場一致として、そのようにいたします。(拍手)
2  指導部長からも、とくと指導がありましたが、折伏の月といっても、けっしてむりをしないでいただきたい。非常識な講堂をとらないようにお願いしたいのです。
 ひとりの非常識な行動が大きく学会全体に迷惑をかける場合があるのです。
 戦いの完ぺきな基盤はできております。あせる必要は絶対にありません。皆さん方に楽しい折伏を、楽しい信心をしていただきたいことが、私の心からの念願でございます。大勢でありますので、たまに学会の指導に反する行動をとる人がいます。そういう場合、そして中堅幹部の方が少し非常識というか、むりな指示をする場合がある。それで、どうも本部の指導と地区、班の指導と食い違いがあると悩む人もいるかもしれません。そういう場合には、どうか遠慮なく本部長なり、理事の方に「私の班は、わが地区はちょっと本部の指導と違っております。みんななんとなく解せません」ということを、お話していただければよいと思います。
 また、話を聞いた幹部の人はどうかひとつ暖かく包容していただいて、納得できる指導をしていっていただきたいのです。私は、そして創価学会は、いままで、学会人に対してはもちろんのこと、いかなる社会の人であっても、たしかに創価学会の指導は正しい。納得ができる。このようにいわれると確信しております。そういう指導をしてきているつもりです。 だれびとも正しいと理解し、納得できる指導が仏法であります。仏法は道理です。その指導を、将来も、広宣流布の日までもつづけていくのが、創価学会の本来の指導精神です。
 その指導精神にのっとって、だれびとも納得し、喜々として信心修行ができるように、皆さん方幹部が、心からご支援していただきたいことをお願い申し上げます。
 ひとりも苦しめてはいけない。ぜんぶ楽しい信心をしていけるようにしていただきたいのです。むりな折伏、非常識な行動は、学会の指導ではけっしてありません。
 自分の感情や、自分の地位や、その他を考えての指示であったならば、これは大きい問違いです。その点くどいようですけれども申し上げておきます。
 今後、長い長い王仏冥合への前進であります。仲良く、明るく、生活にどっしりと根を置いて、ほんとうに楽しい行進を、また、してまいろうではありませんか。
3  先日、猊下が「総本山も土地が二百二十万坪以上になった」このようにおおせになっておられました。
 その功徳は皆さん方に全部通ずるわけでございます。たくさん功徳をうけていただきたいと思います。私皆さん方を代表して、総本山に、日達猊下にできるだけのご奉公をしきってもおりますし、今後もしてまいりますから、ともどもに大福運を積んでまいろうではありませんか。(拍手)
 また、アメリカのロサンゼルスに、どうやら一万二千坪ほど土地が購入できうる段階にはいりました。来年になりましたならば、寺院ならびに北米本部の起工式をする予定です。(拍手)
 金婚旅行や、銀婚旅行のさいにはそこへ寄れるようにしておきますから、(笑い)うんと貯金をして世界一周をしていただきたいと思います。
 また、話が前後になりますが、六壺の起工式が七月の五日に決定いたしました。
 設計等の多少の遅れがありまして、このまえは本年いっぱいに完成の予定と申し上げましたが、来年の初めにいっさいが完成になりますもので、その点を付け加えておきます。
 たいへん長い時間ご苦労さまでございました。ひじょうに暑くなりますから、からだに気をつけて、七月の幹部会のときにも、ひとりももれなく、元気いっぱいにお目にかかりたいと思います。ご苦労さまでございました。

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