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日蓮大聖人・池田大作

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正しい人生観を確立 東京第二本部高等部発会式

1964.6.7 「会長講演集」第11巻

前後
1  中等部も高等部も、あくまでも大事な学問をさせるのが、根本の指導になります。それはとうぜん根本は信心になりますが、大勢先輩がいれば、安心して自分の人生航路も決まっていくでしょうし、勉強をしっかりさせることもできるのです。
 ともに、世間は乱れきって多数の非行青年が出ております。依所がないから、友だちが悪いから、先輩に真心込めた先輩がいないから、それをまたリードしていくべき先輩もいないし、その意味から人間形成ののためにも、楽しみつつ成長させてあげたいと、こういう意味なのです。ですから、あくまでも勉強、学問をしっかりさせたい。正しくさせていきたいそれが目的になります。
 皆さんは、将来においては学生部になったり、または部隊員になったり、そうなってきます。小学校五年生、または中学生、高校生は、エネルギーがあまっているのです。だから悪いほうにいってしまうのです。それをまっすぐに、ひとつの大きい慈愛に満ちみちた、人間本来の生き方ができる、そのふんいきに入れていけば、強い意思が、正しい人生観が確立されていきます。
 小学校五年生の子供ですが、発表になったら、まっさきに「入れてください」と、いうのです。けっこうなことだと思うのです。「はいりなさい」と、もう五年生あたりからなにかしたいのです。月に一度か二度ではないか、それぐらいのことは行なって、男として人間として形成されなかったならばどうなるか。
 中等部、高等部はおとなではないですか、小学五年生といえば、昔なら元服です。ですから大きく将来の学会の指導者に、民衆の指導者に、世界の指導者になっていくための種を植えていくのです。億することははありません。
 宗教の世界にそんな早くから入れてしまうのかとか、なんだかんだというのは大きな間違いです。その証拠に、大幹部の子供をみまして、やはりはじめから信心し、少年部にはいっていた人やその他に関係していた少年は、いまほとんどが学会の若き中核になっています。間違いありません。それがひとつの証拠です。証拠で推測すれればいいのです。

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