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あせらずに折伏を 第49回本部幹部会

1964.5.28 「会長講演集」第11巻

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1  暑いところを、また長い時間、たいへんご苦労さまでございます。
 海外のことにつきましては、さきほど渋谷副理事長から報告がありましたので、略させていただきます。
 創価学会は折伏の団体であります。折伏は個人個人、おのおのの幸福のための行為である、実践であることはとうぜんであります。しかしながら、学会始まって以来の大折伏に大して、折伏の団体の将として私は感激にたえないしだいでございます。まことにご苦労さまでございました。
 さきほど指導部長からもこまごまと指導がありましたごとく、どうかあせらないで、事故のないように、かつは非常識なことのけっしてなにように、折伏のコマを進めていただきたいのです。
 それで、六月度もひきつづいて、折伏のコマを進めることにいたしまして、七月度は指導の月にいたしたいと思いますけれども、いかがでございましょうか。では、そう決定させていただきます。
 この調子でいきますと、六百万世帯の目標も一年か二年で達成してしまう勘定になります。くれぐれも落ち着いて、楽しい、ゆうゆうたる折伏をしていただきたいと思うのです。
 冗談でありますが、早く願業を成就させて「会長、早く死になさい」というならば、これはやむをえませんけれども、私はまだ若いのですから、あまりいじめないでいただきたいと思います。
2  話は別になりますが、明日は年一回の、御法主上人猊下が大幹部をご招待くださる園遊会があります。したがって全学会人を代表しまして、婦人部長以上三千人だけ登山し、園遊会に参加いたします。どうか行けなかった方々は、怨嫉をしないで、おうちでゆっくりと、ご家族で園遊会をしていただきたいことをお願い申し上げます。
 いつも申し上げますが、猊下よりごちそうをいただくことは最高の名誉でありますが、お山へ行きましても小額のごちそうなのです。電車賃、汽車賃のほうが高いくらいです。行かない人のほうが、電車賃または汽車賃のぶんだけよけいに食べられますから、もっと盛大な園遊会ができると、こう私は思うわけです。
 また本日は、相当数の大幹部が誕生いたしました。私はひじょうにうれしい。さらにさらに王仏冥合達成のためへの大磐石ができあがりました。大幹部になられた方々は、なにとぞ後輩の人々が安心して信心できるように、りっぱな指導をしていただきたい。とくに若い指導者は大幹部は、年配者をいたわり、大事にしながら指導の任にあたっていただきたいことを、とくとお願い申し上げます。
 大幹部になったから偉くなった、権威をもったという考え方はけっして創価学会の精神ではありません。信心でもありません。どこまでもどこまでも、後輩を、同志を根底的に妙法の使いとして救いきっていく、しあわせにしきっていく、幸福にしきっていくという一念をもって進んでいっていただきたいことを、心から念願いたします。
3  また話は変わりますが、大客殿が皆さまのご支援によって、りっぱに建立されまして、ひきつずいて、ただいま六壺の設計にはいっているしだいでございます。来月中旬ごろには、六壺の起工式がなされると考えられます。ひきつづいて、その付近の庭園がぜんぶできあがる予定になっております。ことしいっぱいの予定で六壺、庭園等を造る予定になっておりますことをお伝え申し上げ、また総坊等は、設計がそういうわけで少し送れておりまして、来年の五月には起工ができると、こういう段階になっていることをお伝え申し上げまして、本日の私のあいさつとさせていただきます。
 どうか六月の幹部会のときに、一歩おのおのが成長して、楽しい、明るい姿でお目にかかりたいと思います。たいへんご苦労さまでございました。

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