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日蓮大聖人・池田大作

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生涯、御本尊と共に 海外学会員指導会

1964.5.5 「会長講演集」第11巻

前後
1  先日の総会でお話を申し上げましたとおり、この次は正本堂をりっぱに建立して、総本山にご寄進申し上げる決心でございます。したがって、七年の目標でありますが、五年ぐらいでできる考えでおります。確信でございます。
 そのときにまた、六百万人の総登山がありますので、きょうから五年、七年をめざしていま理事長からも話がありましたように、題目をしっかりあげて、正本堂落慶法要のときに、また功徳に満ちみちた姿で、いっしょにお目にかかりたいと思いますけれども、どうでしょうか。(拍手)
 どうか、からだを大事にして、信心強盛になって、見違えるような人間革命をした姿を大御本尊様のおん前に示していただきたい。私も海外の同志の皆さん方のことを、一生懸命に日本で、東京で御本尊様にお願いをしております。安心して、元気で、いっしょに信心をまっとうできるようにということだけは、お願いしております。
 御本尊様には絶対の力があります。しょせん、人生は、最後にたよるものは自分です。そのたよるべき自分根源の力は御本尊様、そして信心しかありません。その御本尊様を放すことと、信心をないがしろにすることは、結局は自分の損であり、自分のふしあわせの原因になります。したがって、だれびとになんといわれようが、時代が変わろうが、国が違おうが、御本尊様は全宇宙の一切衆生を子供として、お救いくださる絶対の力があるのです。
 一生涯、どんなことがあっても御本尊様を放さない、絶対に御本尊様をだきしめていく、このことだけを忘れないでいただきたいと思うのです。
 「受持即観心」これが信心の極理であります。御本尊様を放さないということは、学会を離れないということにもつうじます。これだけを肝に銘じていただければ、皆さん方の永遠の福運の種になることは間違いこざいません。
 八万法蔵を読んでも、大聖人様の御書をぜんぶひもといても、しょせん御本尊様を一生涯放してはならない、御本尊様をたもちきっていくならば、今世に仏になり、永遠に大福運を積み、永遠に幸福の人生を生きていくことができると、これだけが書いてあるのです。それを何十億の人類の先駆者として、皆さん方が、いま事実のうえにたもち、実践しているわけなのであります。
 これだけ申し上げて、またこの次にお目にかかれる機会を楽しみにしております。ただ私としましては、ひとりひとりの皆さん方と握手して、それで、せめてもの私の真心にかえさせていただきたいとおもいます。(拍手)
 理事の方々からも、全体的にも個人的にもいろいろ指導がありましたし、どうか
 学会精神を自分のために会得して帰国していただきたい。また支部においても、お友だちもたくさんいると思いますし、そういう方々とのお付き合いを忘れないように、また日本にいるあいだは指導もうけていただいて、がんばっていっていただきたいと思います。

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