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日蓮大聖人・池田大作

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主体性ある行動を 第48回本部幹部会

1964.4.20 「会長講演集」第11巻

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1  本日も組織がそうとう拡大されました。数百人にのぼる新しい大幹部が誕生したわけであります。なにとぞ大幹部の皆さん方は、支部員の方々に対し思いやり深く、包容力をもって、ひとりも退転者がないように、指導の任にあたっていただきたい。このことを心から、まずお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。
 昨日は理事会がございまして、そのときに懇談したしましたもので、そのままご報告しておきます。一月度において地方本部に対する建築のことは発表いたしました。今度は各拠点に、できうるかぎり会館を購入または建設したい、とりあえず昨日の会議においては、三十七か所購入することにいたしました。現在、建築中の会館も何軒かございます。したがって、ここで四五十軒は整備されるのではないかと考えております。
 いままで、たいへんにご不便をきたしておりましたが、できうるかぎり私も、王仏冥合の総仕上げのために全魂を打ち込んで布石をしておきます。牙城を造っておきますから、その牙城を中心に、思う存分に成長、前進していただきたいこととを心から切望いたします。
 小さいことりなりますが、そのときついでにお話をしておいたのですが、会館の落成入仏式、または入仏式等があって、いままでは終わってから祝賀会等もかんたんにしましたが、そういうことも現地の人がたいへんであるから、いっさいやめようではないかと、こうしたのです。
 また私をはじめ、いかなる大幹部たりとも、地方会館、地方本部、または皆さん方のほうへ応援、指導に行く場合には、なにもめんどうをかけてはいけない。食事ひとつ私どものために心配する必要はない。まあ心配してもらったことはありません。いままで私がぜんぶ払っていたのですけれども。(笑い)その手伝い等も必要ない。私どもは私どもでいっさいしていく。こういうことを申し上げておきました。
 駅に迎えにくることも必要ない。車も自分でひろって行く。そういうふうに、おのおのが主体性をもってやっていきたい。お忙しい皆さん方であります。いっさい自由に、不幸の人のために指導の任にもあたっていただきたい。生活闘争をしていただきたいのです。そしてまた、商売のほうは真剣にやっていただきたい。これが私がいちばんうれしいことなのです。
 「いよいよよ実なれば位いよいよよ下れり」日蓮大聖人様のご聖訓であります。皆さん方もこれから何千人、何万人を率いる大幹部としての指導者です。私のこの心をどうか知っていただいて、生涯、永久に創価学会は後輩の人々に迷惑をかけない、自分の力で生きていく、あくまでも指導の任、仏さまの使いとしての戦いである。また指導をうけにくる人々も、大幹部が行ったならば、それを契機にしてうんと成長しよう、大幹部のために、つまらない用事などする必要はない、そういう気持ちでがんばっていきたいと思いますけれども、これでよろしいでしょう。(拍手)
 五月の三日に、また楽しく、元気いっぱいお目にかかりたいと思います。おやすみなさい。

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