Nichiren・Ikeda
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社会の規律尊重
大幹部指導会
1964.2.29 「会長講演集」第11巻
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1 会合の時間は、大幹部の皆さんは、とくに模範となって実行していただきたいのです。どんな会合にも全力をあげて出席することです。
また、大勢の人が待っていて「まだこない、まだこない」というようなことがあっては、いろいろ支障をきたす場合があるのです。どんな会合にも、約束したところへは、かならず出席するようにしていただきたいのです。
小さなことでありますが、それが大事なのです。とくに学会の場合においては、これを実行していただきたい。「何時にくる」といっておいて「何時になってもこない」というようなことは、けっしてあってはなりません。
もちろん求道心の立ち場からいえば「何時になっても待とう、そして話を聞こう」というのが仏道修行の精神ですが、しかし、ここまで発展した学会は、すでに社会であり、大衆です。時間的規律は社会の要件になるのです。
これが実行できない場合は、幹部の資格はありません。後輩を、同志をさげすんだことになるのです。もし出られないような場合は、代理の人を出すとか、そのむねを伝えることはとうぜんです。
これが信心です。「一切法皆是れ仏法なり」と、仏法は道理です。「忙しいから行っていられない」というのではなくて、忙しいがゆえに時間を守って価値的に動くのです。こう決めて、まず幹部から時間を守って学会活動に励んでいってほしいと思います。