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日蓮大聖人・池田大作

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広布完遂めざす一年 本部初勤行

1964.1.1 「会長講演集」第11巻

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1  新年あけましておめでとうございます。
 本年は、私もさらにさらに勉強し、そして題目をたくさんあげて、皆さん方のご期待にそう決意でございます。皆さん方も、どうか強盛なる信心を根本として、おのおの、今世の使命達成のためにも、そしてまた、近くはこの一年間、大願を立てて、りっぱにその願いを達成させ、偉大なる広宣流布の大指導者として成長されんことを心から祈ってやみません。
 本年は、とくに人材育成の年でもあります。すぐ婦人部の幹部会がございますが、そのときには、数人の本部副婦人部長が任命される予定です。支部も相当数ふえることも予定されています。また理事室も下半期において四五十人ふえる予定であります。本年を第一歩として、十年二十年先をめざした、広宣流布完遂をめざしたいくさの、第一歩ともいうべき年です。願わくは、また私を中心としていただいて、おのおの守り合い、激励しあい、しっかり前進に前進を重ねてまいろうではございませんか。(拍手)
 また、理事長からただいまお話がありましたごとく、本年は「団結の年」であります。団結のあいことばでまいります。和合僧を破る者はもっとも重い罪であることは、経文に照らし、そしてまた御書に照らして、厳然たるものであります。第一にも団結、第二にも団結、これが日蓮大聖人様の教えであります。異体同心が広宣流布完遂の根本義です。
 団結と銘うったからには、とくに怨嫉をしたり、団結を乱す者があったとするならば、仏罰厳然たることを、はっきり私はいっておきます。幹部の皆さん方は、どうか後輩を暖かく激励し、指導育成して、大御本尊様を根本として、楽しい、力強い団結をもって、民衆救済の先駆として恥じない、また、あらゆる人から尊敬され、信頼される指揮をとっていただきたいことを、心から念願するものであります。
 (拍手)
 最後に、恩師がつねづね申されました「一家和楽の信心」「難を乗り越える信心」そして、「おのおの個人が幸福を確立する信心」を実践してまいりたい。遠くは王仏冥合の完遂、広宣流布の遂行をめざし、しかも近くは、その第一歩として、現実を忘れてはなりません。正視眼でなくてはならないのです。
 したがって、ある人は一家和楽の信心をもって、りっぱにその目的を達成していただきたい。またある人は宿命と戦い、難をりっぱに乗り越えて、大勝利の証拠を示していただきたい。そしてまた、おのおのひとりひとりが、肉団の大御本尊様を湧現して、楽しい、そして有意義な一年間を送っていただきたいのです。
 以上、お願い申し上げまして、年頭のごあいさつとさせていただきます。御健闘をお祈りいたします。

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